城ヶ崎でクラッククライミング なみだちでタコ、日蓮埼で楽しい3本が登れた

年末年始に合計4日間、城ヶ崎のなみだちエリアと日蓮埼エリアでクラックを登りました。
その記録などを書いておきます。


なみだちでタコが登れた

なみだちは今回初めて行きましたが割と小ぢんまりとしたエリアです。
5.8台からクラックが揃っていますが、グレードは辛い印象。
初日にアップで登った「シンク・ロックス」(5.8)と「ヘッド・オポジション」(5.11a)も非常に面白いですが、どちらもヒヤッとする箇所があり簡単にはいかないルート。
妻のむっちゃんは「ナッツ・オンリー」(5.8)、「グッド・サミング」(5.9)も登っていましたがこちらも難しそうでした。

<ルーフの右を直上するのがシンク・ロックス、左に抜けるのがヘッド・オポジション>


タコ

<ルーフの中から続くクラックがタコ>

<近くで見ると綺麗なクラック>

そしていよいよ「タコ」(5.12a)にチャレンジ。
タコは日本でクラックとしては初めて登られた5.12台であり、堀地清次さんが1984年4月に初登しました。(記録で1983年となっている場合がありますが1984年が正しいはず)
初登時は5.12bとグレーディングされていましたが、その後グレードは5.12aや5.12a/bになったり近年5.12bだとまた言われたり二転三転しています。
タコの初登記録は『岩と雪104』に、また『岩と雪125』のHard Classic Collectionにも情報が載っています。

ルート内容は135度あると言われている強傾斜にフィンガー~ハンドのクラックが続きます。
短いですが強度のあるムーブが10手以上続くので持久力的にもそれなりに厳しいはずです。
初日はテン山で何もさせてもらえませんでしたが、徐々にクラックの感覚を取り戻して行き4日間計6便で登れました。
強傾斜での真っ向勝負のジャミングが楽しめる貴重なルートなのでとてもオススメ。
グレードですが、自分の身体がまだキレていない時期だとは言え「マリオネット」(5.12a)よりは確実に1グレード以上難しく、「スコーピオン」(5.12b or 5.12a/b)よりも個人的には難しく感じます。
なので5.12b以上を付けるのが妥当ではないでしょうかね。

<タコ 動画>



日本で初めての5.12aは何か

ちなみにクラックを除くと日本で初めての5.12aは1983年1月に鷲津山で池田功さんによって登られた「JET」ということになっています。
こちらは5.12aにしてはグレードが甘いのではという話があったようですが、『ロクスノ051』の松島暁人さんの「5.12aでは落ちられない」という企画で登られ5.12aあるのではないかということで落ち着いているようです。
しかし実はJETよりも先に登られて5.12aあるのではないかと言われているルートが3本あります。
1本目は1981年にトップロープですが橋本覚さん初登の「スーパードラゴン」なのですが、岩場が埋められてしまい検証不可能とのことです。
2本目は1982年に登られた小川山のスーパークラシックである「バナナクラック」(5.11d)。
こちらも堀地さん初登ですが限りなく5.12に近いと言われています。
3本目は1982年に寺島由彦さんによって登られた二子山西岳の「エアウェイ」(5.11d)。
かねてから草野俊達さんが「オールナチュプロなら5.12a」と言っていたようですが、『ロクスノ031』の「Old But Gold」で杉野保さんによって再登検証され「体感は5.11+よりももう1ランク上。日本初のリード12の座が動く可能性は、なきにしもあらず」とコメントされています。

記録を見るだけで楽しいですが、いずれ自分でも登って色々と感じてみたいですね。

※追記※
指摘を受けましたが、リードではなくトップロープやボルダースタイルで登られる課題まで含めると1981年に中山芳郎さんによって登られた城ヶ崎の「悟空ハング」(5.12b)が日本初の5.12のようです。
『Rock&Snow 081』に載っています。
※追記終わり※


<Rock&Snow 065>
グレード別の初登記録が並んでいて参考になる。がタコ、スパイダーマンの初登が1984年ではなく1983年となっていたりするので注意

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<Rock&Snow 051>
JET


<Rock&Snow 031>
エアウェイ



日本のTales of Powerを求めて

今回年始からタコに取り付いたのは、ヨセミテツアーで「Tales of Power」(5.12b)にボコボコにされたため前傾シンハンドの真っ向勝負クラックを練習したいという想いもありました。
タコは少し近しいところはありましたが、岩質が安山岩でガチャっとしていたり、サイズがシンハンドでなかったり、足でいろいろ踏めたり、などごまかせる要素も多かったです。
日本だと近しいルートは何なのでしょうかね。
城ヶ崎だと「シュリンプ」とかが前傾シンハンドの練習になるのかな?見たことないですが。
もしくは傾斜は落ちるものの名張の「イカサマ師」?
桐生辻の「雄鹿が鳴くと雨づらよ」?

何かオススメルートある方がいたら教えてください!

<Tales of Power>


<ヨセミテブログ>

 


日蓮埼 イブ、インディアンドール、スーパーシリアスジャム

なみだちから歩いて10分もかからない場所にある日蓮埼にも2日間通いました。
ここは特に「イブ」(5.10c)、「インディアンドール」(5.10d)、「スーパーシリアスジャム」(5.11a)の3本が有名かつジャムの練習にもなってとっても楽しいですね。

・イブがオフフィンガー系。まぁでもフェイスっぽく登れます


・インディアンドールが被ったハンド


・スーパーシリアスジャムがフェイス登りからバチバチのフィンガー


という感じ。

グレードは『100岩』や『関東周辺の岩場』などソースによって異なりますが、体感は全て同じくらいで5.10d~5.11aでしょうか。
瑞牆の「T&T」(5.10d)と同じか少し日蓮埼の3本の方が難しいというイメージ。
僕はインディアンドールはムーブを見ていたためフラッシュ、他の2本は一度落ちてしまって2便目でレッドポイントでした。
くそー最近日本の5.10台ではあまり落ちていなかったのだが、イブは強度が高い&怖かった、、、。
易しいものを確実にオンサイトする力を上げないとだめですね。

しかし2019年は出だしから良い感じ!
どんどん上げていこー。
ではでは

<日本100岩場 伊豆・甲信>

<関東周辺の岩場>

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