梅雨入りの瑞牆。画竜点睛が登れた

5月下旬からは瑞牆は本当に雨が多くて丸1日晴れていることはほとんどない状態、、、。

6月8日くらいからはとうとう梅雨入りしてしまったそうでクライマー的には残念な季節。

そんな中でも登れる岩を探している日々。

こんな梅雨の時期に登った課題やいろいろ思ったことを書いてみました。

 


百獣の王、ワイドクライマー返し

雨の日はそれでも比較的登れる不動沢の屏風岩や岩小屋ルーフなどで登っていました。

看板ルートの「百獣の王」(5.11c)はとても気持ちの良いフェイスのボルトルートでなんと1987年の第1回ジャパンカップの予選ルート。これはなんとかオンサイト。

ちなみに後述する「画竜点睛」の下部パートの「岩小舎ハング」(左壁を限定して5.11c)が予選1本目で、上記の百獣の王の2/3までで終了とする「百八竜」(5.11b)が予選2本目、決勝は小川山の「パズル」の左を限定したルート(5.11c/d)だったそうです。

詳しくは「岩と雪126」と「クライミングジャーナル33」に載っているので読みたい人は貸します。

<百獣の王>

 

あとは宮下君に案内してもらった不動沢から信州峠に抜ける道脇にある「ワイドクライマー返し」(5.11b)もとってもユニークな見た目の課題。

この日も午後から土砂降りの予報だったのでカム回収の手間を惜しんで、僕はカム残置の状態のピンクポイントでしたがなんとか登れました。

しかしワイドで抜けるのは今の実力では厳しく、下面を抑え込んでフェイス登りをしてしまった。笑

<ワイドクライマー返し>

クラック系の課題をやる時にいつも悩ましいのが

・ジャミングやワイド登りをして真っ向勝負で登るか

・自分のボルダー力などを駆使してフェイス登りを多用するか

という選択です。

「登れることが第一!」と考えればフェイス登りを多用するのですが、それだとクラック技術がいつまでも向上しません。

でもクライミングは登ってなんぼだから自分にムーブを制限するのもなぁ、、、。

まぁでも一番良いのはジャミングやワイドの技術がないと登れないような課題にチャレンジすることなんですよね。

という話をするとみなさんに名張でのクライミングを薦められます。

近い内に行ってみよう。

その前にまずは北平さんオススメの瑞牆の摩天の「かぜひきルート」からだ。

 

 

画竜点睛が登れた

雨が強くなるたびに岩小屋ルーフに避難し、このボルトとナチュプロのミックスルートである「画竜点睛」(5.12d)をトライしていましたがついに登ることができました。

左抜けの「アルカイックスマイル」(5.12a)に2日、画竜点睛にさらに4日かかりましたね。

画竜点睛はルーフクラックなので終了点まで行くとカムの回収便を出さなければならないため、回収便を含めるとアルカイックスマイルと合わせて10トライ以上したと思います。

180度の気持ち良いルーフのハンドクラックから始まり、未だに最適ムーブがわからず5.12bはあるように感じられるフィンガリーなアルカイックスマイルパートを抜け、核心へ突入。

そして個人的には最後のおそらく5.10後半もないであろうワイドをよれた身体でこなすことが最大の核心でした。

濡れていてコンディションが悪かったのもあると思いますが今まで登ったルートで最も難しく感じられ、登ったあとは両手がマヒしてしばらく動けなかったです。笑

でも登れて良かった!

初登の山岸さんの記事も面白いです。

ちなみに佐藤祐介さんは画竜点睛をオールナチュプロで登っていて、僕もそのスタイルにチャレンジすることはもちろん考えましたが今の自分の実力と冷静に照らし合わせまずは普通にボルトを使って登ってしまいました。

またいつの日かスタイルにこだわって登ってみよう。

 

<画竜点睛 動画>

トップガンとグレーディングの難しさ

画竜点睛でその日はもう身体が終わったと思っていたのですが、短しいルートならなんとかなるかと思って「トップガン」(5.13a)にトライ。

トップガンはカサメリ沢にあり、130度近い強傾斜で気持ちの良いランジ2発(しかも2発のタイプが違って面白い)というルートです。

トライする前はむっちゃんなどに「フラッシュ狙うわ」などと大言壮語を吐いていたのですが、、、もちろん1撃できず。

そして次のトライはもうパフォーマンスが全く出ず敗退。

フレッシュになった翌朝の1便目でなんとか回収し、ボルダラーの威厳をギリギリ守りました。笑

<霧の中のトップガン。フェイスの右の方>

トップガンはランジ2発という特異な内容からそのグレードについていろいろと言われがちです。

個人的な各パートの体感は、2発のランジはそこだけを切り取ったボルダーがあった場合おそらく2~3級程度。そして下部は5.10bくらい。

これは比較的ボルダーが得意な”僕にとっては”5.13aは無くて、おそらく5.12cくらいでしょうか。

でも身長が低い人や瞬発力がどうしても出ない人にとっては5.13a以上に感じられるかもしれないです。

うーん、グレーディングって難しいですね。

では今一度僕のグレードに対する考え方を書いてみると、↓の記事に詳しくまとめていますが、

「全クライマーがこの課題にチャレンジしたら何%のクライマーが完登できるか(もっと理想的には、合わせてアテンプト数がどのくらいになりそうか)」

で判断するべきだと思っています。

ボルダリングのグレードの決定方法~前編:グレードの定義、前提となる考え~

つまりトップガンはリードやクラック中心でボルダームーブがそれほど得意でなかった時代のクライマー母集団にとっては5.13aだが、ボルダリングジムでランジの練習を十分にできる現代のクライマー母集団にとっては5.12c程度となるのではないでしょうか。

まぁ、、、正直なんでも良いです!笑

一つ言えることはトップガンは自然が作りだした唯一無二のムーブが楽しめる名ルートで、トライすべき価値がある課題だということですね。

ではでは!

梅雨ですがインドアトレーニングに勤しみつつ、登れるものを登っていきましょー

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