第1回コンバインドジャパンカップのルールやみどころ

6/23,24(土,日)に岩手県の盛岡市でスポーツクライミング 第1回コンバインドジャパンカップ盛岡2018(以下、CJC2018)が開催されます。

CJCはスポーツクライミングの「スピード」「ボルダー」「リード」の複合競技の大会で、おそらく日本で初めてスポーツクライミングのオリンピック競技に近いフォーマットで行われます。

予選は6/23(土)の9時からJMSCA Competition TVのYoutubeチャンネル

決勝は6/24(日)の10時20分からAbema TVでそれぞれライブ中継される予定です。

僕も予選のYoutube解説をさせていただくのでよろしくお願いします!

今回の記事ではそもそもの複合競技のルールを自分の整理も兼ねて解説し、上位の出場選手を紹介して簡単なみどころを書いてみます。

 

 


複合競技のルール

複合競技のルールはIFSCルールの15章「複合競技およびオリンピック競技会」に載っていますが、今後オリンピックに向けてまだ変更される可能性はあると思います。

 

定員と種目別ルール

定員はIFSCルールでは

予選:男女各20名

決勝:男女各6名

ですが、CJC2018では予選定員は特別に男女各30名で募集されました。

ボルダーとリードは細かいルールを除いて概ね各種目での競技とほぼ同じです。

スピードは6名での決勝となるので決勝1回戦での最速敗退者が2回戦に進める、敗者復活ありの変則的なトーナメントとなっています。

 

種目の競技順

種目の競技順はIFSCルールでは予選決勝ともに

スピード→ボルダー→リード

の順でおこなわれます。

ただしCJC2018のスケジュールによると、男子の予選のみおそらく開催場所や移動等の関係でボルダーとリードの順番が入れ替わっています。

 

順位付けの方法

複合競技で少しややこしいのが順位付けの方法です。

まず予選でも決勝でも3種目それぞれで選手は「順位ポイント」を獲得します。

これはほぼ順位の数字と同じと考えて良いのですが、2人以上同着の場合は同着の選手が占める順位の平均値(例えば8位が4人なら、8,9,10,11の平均値である9.5)がそれぞれの選手に与えられます。

そして3つの順位ポイントの掛け算が「合計順位ポイント」となり、この合計順位ポイントが小さい選手がより上位となります。

つまり3種目での予選をまず終えた段階で合計順位ポイントが小さい6選手が決勝へ進み、その6名で決勝でも3種目を再びおこなうという形式です。

 

合計順位ポイントが同じ場合

合計順位ポイントが同じ選手がいた場合は以下の順で順位を付けます

  1. 個々の種目の成績のつきあわせ
  2. 決勝ならば予選順位の比較、予選ならばシーディングの比較

 

1の種目の成績のつきあわせというのは例えば

A選手がスピード1位、ボルダー1位、リード6位

B選手がスピード2位、ボルダー3位、リード1位

であった場合合計順位ポイントはどちらも6ですが、A選手が2種目でB選手に勝っているためA選手の方がより上の順位になるということです。

(しかし3名以上の選手が同じ合計順位ポイントとなった場合に厳密にどう比較するのかは、はっきりとは書かれていないので不明です。

おそらく同ポイント選手の中で種目別1位を獲った個数が多い選手を優先させるのでしょうが、日本語で「つきあわせて比較」、英語では”by comparing the head-to-head performance”とだけしか書かれていないのでそこからは読み取れないです。

まぁここは今回は一旦スルーします。笑)

 

2のシーディングというのは、大会の出場基準に使われた3種目の大会や予選システムから作られた順位表のことです。

おそらく今回は

スピード:日本ランキング 5/13時点

ボルダー:ボルダリングジャパンカップ2018

リード:日本選手権2018

がシーディングリストの元となっているはずです。(これもおそらく明示されていませんが)

よってこの3大会から決まる合計順位ポイントが小さい選手がより上位にシーディングされると思います。

※追記※

どうやらシーディングリストの計算元や計算方法は上記とは違うようです。

なので以下の表のシーディングの数字も実際とは違います。

※追記終わり※

 

 

出場上位選手のデータ

今回の出場選手

男子:25名

女子:13名

です。

男女それぞれのシーディング上位の選手を並べてみます。

男子は楢﨑選手と藤井選手の2名がポイント的には抜けていますね。

合計順位ポイントは掛け算で決まるのでボルダーで1位を獲っている藤井選手は圧倒的に有利です。

1位と2位の差は、10位と20位の差に等しいので。

(ちなみに、リード1位の是永選手、スピード1位の池田選手は欠場)

一方で楢﨑選手は2位、3位、2位という脅威のオールラウンダーぶりを発揮しシーディング1位。

ただし男子はリードの順位が結構入れ替わることが多いので、上位10名くらいまではどの選手がくるか全然わからないですね。

ランキング外でも楢﨑明智選手など優勝候補もいます。

それと僕自身に知見があまりなくスピードでどれくらい波乱があるのかも不明です。

 

女子もリード1位の森選手が欠場していますが、上位4名くらいまではかなり拮抗していますね。

野口選手はスピードのランキングを上げて来ていますので、ボルダリングワールドカップの疲れが取れていればもちろん優勝候補。

野中選手はBJCでこそ5位でしたがボルダーとスピードの実力を考えると複合は強いですね。リードをどの程度仕上げて来ているか。

伊藤選手と谷井選手もバランスが良いので複合ルールだと上2名を喰う可能性も十分あると思います。

 

 

選手の皆さんにとっても応援する方々にとっても僕にとってもまだ馴染の無いCJCですが、なんだか面白そうですね。

一体どのようなことが起こるのか、楽しみにしましょう!

ではでは。

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