阿修羅完登!

阿修羅完登!

こんにちは。
3連休を使い瑞牆に行ってきましたのでそのレポート+おまけです。

ロビンにてはしゃぐ大人たち
130429@ロビン

出発前は二段クライマーになると意気込んでいたのですが、初日に少し触るだけと思ってトライした阿修羅(初段)がどうしても登りたくなってしまい、結局このツアーでは阿修羅を最優先にを打ち込みました。
そして3日目の4トライ目でついに完登。
本当に嬉しかった。
カチクライマーの僕にとっては決して得意ではない課題。
今年の1月あたりから続けてきた弱点克服のトレーニングの成果が出せたのかなと思います。
エイハブ船長、エゴイスト、などと並んで思い出に残る課題の一つになりました。

以下、基本情報とムービーです


阿修羅

・グレード:初段
・地域:瑞牆
・岩:阿修羅
・初登者:室井登喜男(2002年頃)
・命名の由来:阿修羅の岩にあるほとんどの課題は神様の名前を由来としている。
『Rock&Snow54号』で室井氏が以下のように発言していることが由来か

ありえないほどのすばらしい岩を見て、瑞牆の持つポテンシャルに、信仰にも似た畏怖の念を感じた

・概要
瑞牆の高グレード課題でおそらく最も有名な課題。
綺麗に走ったクラック沿いに登っていく。
一般的なムーブだと7手+マントルであるが、どの1手を取っても気が抜けない非常に洗練された課題。
『Rock&Snow54号』で室井氏は阿修羅に関して以下のように発言

そして、今も自分の最高傑作だと思う「阿修羅」の初登は、何かが自分をここへ導いてくれたような気さえした

ついでに3月に御岳で登った初段を二つ。

勅使河原美加の半生

・グレード:初段
・地域:御岳
・岩:デッドエンド
・初登者:山崎要一(黒本には要一とあるのですが、順一の間違いか?山崎順一氏はランナウトのオーナーである山崎岳彦氏の父。1987年秋初登)
・命名の由来:戸川純の歌に由来すると思われるが、なぜかは不明
・概要
スタートの左ポケットから、デッドエンドで使うポケットを右手で取りにいく課題。
3手目でリップを取り、マントルを返す短めの課題であるが、指への負荷が大きい。
リーチがあると有利な課題。

素登り

・グレード:初段
・地域:御岳
・岩:忍者返しの岩
・初登者:大原秋彦(2001年2月)
・命名の由来:大原氏の初見で掃除なしマットなしで登るというそのスタイルより
・概要
核心までは3~4級程度の難度であり、実質的にほぼ1手に難しさ凝縮された課題。
核心は高度のある箇所でのヒールからの1手であり、下の岩にぶつかるのではないかという恐怖を克服することが必要。