科学するクライミング

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クライミングの挟み込み、右足で踏むか?左足で踏むか?

科学するクライミングシリーズ。せっかくなので自分では答えを出し切れなかったテーマを書く。重箱の隅をつつく話だけれど、今回は「フットワークの”挟み込み”はどちらの足で上から踏んだ方が安定するのか」について。    用語の定義 挟み込み?ピンチフック?ピンチステップ? スムーズに話を進めるために、ま […]

立甲はクライミングに役立つのか

クライミングを含めてスポーツ界隈では「立甲」というものが時折話題になる。僕は昔から立甲が自然とできるので、今回は立甲がクライミングに役立った経験を振り返ってみたい。最近は理論の話が多いので、たまには僕の感覚や経験則だけでブログを書いてみる。決して毎日ブログのせいで、ネタを練る時間がなかったわけではない。    立甲とは […]

ランジのために身体を何回振るべきか

クライミングにはランジまたはダイノといってホールドに向かって飛び付くムーブがある。その際、飛び出す前に反動を付けるように上下に身体を振ることでより距離を出そうと試みることがある。今回はこのランジの前の身体の振りは一体何回振るべきなのか、ということを考えてみたい。    身体の振り方のパターン分け ランジの前の身体の振り […]

クライミングで、面白い課題って何だ? ~客観・網羅編~

昨日は「面白い課題」に対して僕の主観を述べさせてもらいましたので、今日はもう少し客観的に、網羅的に考えてみたいと思います。 <面白い課題 主観編> そもそも、面白いって何ぞや まず「面白い」とは何なのか、ということから考える必要がある。わかりやすさのため「面白い」という日本語を使ったが、これはもう少し色々な感情を含んだ […]

クライミングで、面白い課題って何だ? ~主観編~

以前、「面白い課題って何なのかミキペディアで書いてよ」と言われたことがある。当時は自分の中でも確固たる答えが見つからなくて上手く言語化できる自信が無かったため、良いテーマだとは思ったものの、記事にすることを保留し続けてしまった。しかしこの毎日ブログの勢いなら書ける気がする。というか、元々「面白い課題」に対する答えなんて […]

3本指と4本指でのホールディング 補足記事

一昨日の記事に1日足らずの間にたくさんのご意見をいただけて嬉しい限りです。みなさんから寄せられた意見を元に記事に書いたことを少し見直す必要があるのと、3本指のホールディングをもう一歩踏み込んで考えたいので補足記事を書きます。 <元記事 クライミングにおける3本指と4本指でのホールディングを科学する>   力のモーメント […]

クライミングにおける3本指と4本指でのホールディングを科学する

せっかく毎日更新でハードルが下がっているので自分の中で多少理論が曖昧でもクライミングに関することを投稿してみる。毎日ブログの4日目は「3本指と4本指でのホールディング」を科学してみる。この記事に書いている内容で補足意見や、医学、生理学、物理学、クライミング学的な側面から怪しい所などがあれば突っ込んでもらえると嬉しい。 […]

カムはなぜ決まるのかを初等力学で考える 後編

カムはなぜ決まるのかの後編です。 前編ではカムの力学的作用について考えたので、後編ではカムの歯の数学的特徴について少し詳しく見ていきます。 <前編> カムはなぜ決まるのかを初等力学で考える 前編     カムの歯の特徴のおさらい 前編でも何度も述べましたが大切なことなので何度も書いておくと、 カムは […]

カムはなぜ決まるのかを初等力学で考える 前編

アメリカンデストライアングルの考察に続いて、初等力学で考えるシリーズ。 今回は「カムはなぜ決まるのか」。 <アメリカンデストライアングルの記事> アメリカン デス トライアングルを初等力学で考える アメリカン デス トライアングルを初等力学で考える(同一スリング長での比較) カムの構造をしっかり捉えようとすると少し難し […]

アメリカン デス トライアングルを初等力学で考える(同一スリング長での比較)

前回の記事でアメリカンデストライアングル(以下、ADT)において上2つのボルトにかかる力を初等力学で求めました。 アメリカン デス トライアングルを初等力学で考える しかしfacebookやtwitterで突っ込まれたのですが、実はこの議論は現場に適用するには厳密には正しくなかったのです。 なぜかというと、実際は一定の […]