ヨセミテでクライミングだけを考える日々 2018 Day25~30

ヨセミテにきて丁度1ヶ月が経ちました。

21日から雨予報だと考えると、実質登れてあと3日かもしれないです。

本当にあっという間。

 

<ヨセミテ日記その1,2,3,4>

ヨセミテでクライミングだけを考える日々 2018 Day0~6

ヨセミテでクライミングだけを考える日々 2018 Day7~12

ヨセミテでクライミングだけを考える日々 2018 Day13~18

ヨセミテでクライミングだけを考える日々 2018 Day19~24

 

 


日々の記録&登った課題

 

Day25 (11/11)

翌日の「Astroman」に向けてレスト。

「The Phoenix」を登ってなにかタガが外れたのかとにかくお菓子、肉、ケーキなどを食べまくった。。。

5,000kcalくらいは取ったんじゃないかな。

でもきっと身体は回復したはず。

昼寝したり翌日の準備をしたりして早めに就寝。

<最近のマイブームお菓子>

 

<Yosemite Valley Lodgeのプレート11ドル>

 

<ミートローフ8.5ドル>

 

<ティラミス6ドル>

 

 

Day26 (11/12)

1週間ぶりの「Astroman」!

朝2:30に起きて、5:00には取りつくはずが、、、なぜか道を迷う。

結局取り付きは6:00になってしまう。

それでも1P目、2P目は順調に終え、核心ピッチの1つである3P目の「Enduro Corner」(5.11c)。

むっちゃんがリード。

レストを挟みつつ慎重にかつ粘り強く登り前回よりも高度を上げていく。

しかしレイバック地帯に入ったところで惜しくもフォール。

この時点で予定時刻を大幅に過ぎていたし、この日は計4パーティーで渋滞していたこともあって悔しいけれどトップアウトは諦める。

やはり「Astroman」は一筋縄ではいかない。

 

僕は「Harding Slot」のある6ピッチ目をやっておきたかったのでそこまでは上がりトライ。

前回ムーブはわかったつもりだったが、、、今回もワイド中の棚を取るところで足が上手く張れずまたしてもフォール!

「Enduro Corner」が登れずむっちゃんは何やら責任を感じていたようだが、結局僕も自分の担当ピッチで落ちておあいこだった。。。

しかし悔しいのでクライムダウンしてカムを取り払い、もう1トライ。

Slotの入り口は僕のムーブだと両足をステミングするのだが、結局は中のシンハンドをしっかり持つことが大事だと考えクラックにむちゃくちゃねじ込む。

途中ほぼ手だけみたいになったが耐えて棚を掴んだ。

ここからは両足をニーバー的にワイドに喰い込ませれば終わりだと考えていたが、よれていてそれがキツイ。

もうなにがなんだか覚えていないが力の限りはいずり上がって、棚に足を乗せた時点でホッと一安心。

ここからも非常につらいが落ちることはないパートなので慎重に高度を上げて完登!

あまりに膝を使ったせいで「Free Blast」に続いて膝から流血してズボンが染まってしまった。

でもとりあえずこの核心ピッチをレッドポイントできただけでも満足感はある。

一方で僕らが「Astroman」を完登する(というかワンプッシュで少なくとも上に抜ける)には、上4ピッチが未知なことを考慮するとこの「Harding Slot」まではほぼ落ちないくらいでスムーズに登り切る必要がある。

最後の3,4日間が雨予報になっているのでもしかするとあと1回しか来れないかもしれない。

さて、どうするか。

少なくとも「Enduro Corner」をむっちゃんがワークしに一度来ることは必要そうだ。

僕も「Enduro Corner」リードしたいしね。

 

 

Day27 (11/13)

昨日「Harding Slot」を2トライしたせいか、肩や手首に相当ダメージがあるのでこの日も大人しくレスト。

朝に「Free rider」から帰ってきた甲山さんとハギさんに話を聞いてモチベーションが上がる。

その後ゆっくりしてから岩見学。

Reed’s Pinacleにある定番ルート「Lunatic Fringe」(5.10c)。

美しいフィンガー。

 

トポで数少ない(というか他にあるかな?)★4つの「Reed’s Pinacle Direct」(5.10a)

長く伸びるワイドハンド。

 

Middle Cathedralにあるマルチ「Bircheff-Williams」の1ピッチ目の5.11bのコーナークラック。

クロヒゲさんオススメで、面白いけれど11dか12aくらいに感じられる悪さらしい。

 

 

Day28 (11/14)

朝イチでさっそく昨日見学した「Bircheff-Williams」の1ピッチ目へ。

壁が南向きでは無く太陽が当たらないので9時を過ぎてもかなり寒い。

転がっている岩で適当にアップしてから取りつくも、下部から心許ない0.1番クラスのカムやマイクロナッツでステミングというシビアなルート。

なんとか核心まで辿りつくも足先のかじかみとふくらはぎのパンプによりスリップしてフォール。

X4の0.1番0.2番のオフセットカムが墜落を止めてくれた。

その後核心の抜けをやってみるも、自分のムーブだとかなり微妙なスタンスでいっぱいいっぱいに伸びないといけなさそう。

最後のワイドは基本が詰まったような気持ち良い感じ。

降りてから30分ほどして再トライ。

ようやく気温も程良い感じになり、今回は安定して核心まで。

少し入り方の足順で迷ったが、思い切って立ち上がってワイドの入り口を掴みそのまま完登!

きっちり2便目で決められて良かった。

他にはない素晴らしい課題でした。

<核心前>

 

午後からはCascade Fall Leftの「Fish Crack」(5.12a)にむっちゃんとともにトライ。

僕は前回「The Phoenix」の疲れからトップロープでトライしかしていなかったので、きちんとリードで。

想定したムーブと何か所か違って腕が張って最後のガバ取りがギリギリだったけれどなんとかレッドポイント。

核心は短いけれどフィンガージャムを選んでもレイバックを選んでも前腕にくるルートだ。

それにしても刀で切ったような美しいフィンガークラックだった。

むっちゃんは惜しくも核心落ち。

そしてマスターカム0番(強度5kN)を足元くらいに決めている状態で落ちたら、「パンッ!」という音とともにはじけ飛んで壊れた。

固め取っていたからロングフォールしなかったけれど、墜落用でないカム(強度9kN未満?)で落ちそうなときはやはり固め取ることが重要だ。

 

 

Day29 (11/15)

むっちゃんは陽が当たる前にと「Fish Crack」に朝から再びトライ!

ちなみにCascade Fall Leftは陽当たりが良くて8時過ぎには太陽に照らされてしまう。

今回は核心前のレストポイントまではスムーズにいきそこからは慎重に高度を上げたけれど、ほとんど最終局面でまたしても落ちてしまった。

次絶対にいけるはず。

 

僕は昼からAbove the Cookieの「Tales of Power」(5.12b)に。

前回懸垂だけしてルートの全貌は見ていたがトライするのは初。

<取り付きより>

中間部から始まる延々と伸びる0.75サイズのシンハンドクラックが特徴なのだが、、、僕は2度のトライとも下部のフレアードチムニーでフォールしてしまった。

このパートは正直落ちる難しさではないのに、不甲斐なさ過ぎる。

しかも核心のシンハンドパートもテンション連発だし。

でもなんとかムーブは作れた気がするのでもう1度来て決めたいところ。

しかし「Tales of Power」はこの時期でも14時前まではあまりの暑さにほぼまともなトライはできないと考えた方が良い。

 

そういえば「Tales of Power」に男女ペアが来て色々話してくれたり写真撮ったりしてくれたのだけれど、それがバーバラ・ツァンガールとヤコポ・ラルケルのペアだった。

というかむっちゃんが話していて

・「バーバラ」という名前

・”私マジックマッシュルーム登ったの”という会話

のたった2つの条件の共通集合からそういう結論を導き出したのだ!

<参考記事>

 

さらにヤコポは僕の写真まで撮ってくれて後からメールでたくさん送ってくれた。

良い人過ぎる!

こんなカッコ良い写真を撮ってもらったら登るしかない。

<まるで完登したような写真>

 

 

Day30 (11/16)

この日は3度目の「Astroman」にむけてむっちゃんが「Enduro Corner」の練習をしにWashington columnへ。

しかし連日登り続けていることからかむっちゃんは身体も心も調子がすぐれず、結局「Enduro Corner」のトライはできなかった。

一応僕だけ初めてリードで登ってレッドポイント。

やはり登りごたえ抜群のピッチだ。

その後2人で色々と話した。

「Astroman」のこと、残りのツアーのこと、日本に帰ってからのクライミングのこと、来年のヨセミテのこと。

今後どうなるかはわからない。

ただクライミングでこんなに悔しい想いをしたり悩んだりできること自体が幸せだと思う。

僕はむっちゃんにこの壁を乗り越えて欲しい。

 

 

 

感じたこと&メモ

 

ジムで登りのベースを作るということ

クラックを始めたばかりの頃はフェイスの登りとのあまりの違いに戸惑ったけれど、最近はホールディングやフットワークが異なるだけで”クライミングをする”という根幹は同じだと感じる。

故に岩でのクラック技術を追い求めるあまりにジムでの登り込みが疎かになるのは、僕の場合は、マイナスに働く気がしている。

クライミングを始めてから7年とか8年ボルダーしかほとんどやっていないわけなので、ボルダー的な登りや発想は今更根本的には変えられないしむしろそこは自分の武器だと考え、外でのトラッドやクラックの登りに活かしていかなければいけない。

つまり帰ってからはこれまでと同等かそれ以上にジムで

・ボルダーチックな瞬間的なパワーを発揮する登り

・持久力を追い求める登り

を維持向上させていきたい、という当たり前な結論。

まずはこの相当に落ち込んだフィジカルを12月いっぱいかけて戻さなければ。

そして年始から登り込んで調子を上げていく。

 

 

ヨセミテの気候

ヨセミテにきてから30日連続一滴も雨が降っていない。

たぶんその前も降っていないので1ヶ月半は晴れが続いたのではないだろうか。

しかも10月はかなり暑くて、当初は「11月から来れば良かった」と感じていた。

しかし11/10くらいからやはり朝晩は氷点下に達するくらい冷え込んできたし、場所によっては陽が当たらなければ昼間もそこそこ寒い。

特にバレーの底は冷気が溜まる。

更に11/20くらいからは1週間連続くらいの雨予報も見られ、正直雨が降ってしまうとヨセミテで登れるところはほとんどないと言ってよい。

まぁ何が言いたいかといえば、たぶん今年の晴天&高気温続きはちょっと異常だと考えて、基本的には

・10月は暑いけれど晴れ

・11月上~中旬は涼しいけれど雨のリスクが多少あり

・11月下旬は寒くて雨のリスクがかなりあり

くらいに捉えておいた方が良いだろう。

なので来年も来るとしたら同じように10月中~下旬inにするかなぁ。

 

<ヨセミテ日記その6>

ヨセミテ(とジョシュアツリー)でクライミングだけを考える日々 2018 Day31~37

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