エトセトラ

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『1Q84』の解釈・感想

*この記事は村上春樹氏の小説『1Q84』に関する物語のあらすじ・核心に触れますので、知りたくない方は御注意ください。 『1Q84』を一応2度程読んだ。(「一応」と書いたのは2度目は多少細部を飛ばしたからだ。)まず感想を素直に言えば「非常に面白かった」。ここまで読み手を飽きさせることなくグイグイと引きつける小説は少ないと […]

『1Q84』にみる村上春樹氏のスタイルと文学に対する姿勢

昨日村上春樹氏の『1Q84』を購入し今朝の4時頃読み終えた。 物語の核心に対する僕の解釈・感想を書こうと思うのだが、その前にまずは村上春樹氏がどのような姿勢で小説を書いているのかを僕なりに考えてみた。 批判は苦手なので褒めちぎります。これでもかってぐらい。   気持ちの伝達の限界 僕が思っていること・感じていることを誰 […]

蟹交線 あとがき

蟹交線 あとがき しゃべりたがりなもので、不要かもしれませんがあとがきを書きます。 ①きっかけ 友達とのとある悪ふざけから横にしか歩けない蟹というものを思いつきました。 そして「横にしか歩けなかったら軌跡が平行な蟹どうしって出会えないなー、あでも直線は球面上では大円だから地球上なら会えるか」などと考えが進んでゆきこの作 […]

蟹交線 6

蟹交線 6 あれから数年の月日が流れた。 ここは蟹たちが住む、丸い世界のとある町。 ある蟹の職場でこんな会話がされている。 「Hey!Kanio,Where do you look at the first sunrise of the year?(やぁカニ夫、君はどこで初日の出を見るんだい?)」 「At home.( […]

蟹交線 5

蟹交線 5 カニ子に突然の結婚の話をされてから1週間が経った。 あれからカニ夫はホームでテレビを見てばかりだ。 すっかり生気がなくなってしまったようである。 「あんたさぁ、いつまでゴロゴロしてんのよー。」 「うるさいなー。」 「あ、そうだ。お父さんの部長の娘さんのカニ絵ちゃん知ってるわよね?あの子とお見合いしてみない? […]

蟹交線 4

蟹交線 4 午前5時。 寒空の下、カニ夫を待つカニ子。 そのそばにはあの岩がそびえ立っている。 (パーを出すってカニ夫君なに考えているのかしら。) そう思っているうちに東の空が白み始めた。 (あぁ、もうすぐしたら初日の出がきてみんな騒ぎ始めるわ。私はいつもどおり一人拝めないまま。慣れっこだけどさ。) そこへ遠くのほうか […]

蟹交線 3

蟹交線 3 その夜、カニ夫もカニ子も同じことを思い出していた。 もう何年も前の、二人が出会ったばかりの頃の出来事。 その日は大晦日であった。 街中の蟹の話題は翌日の初日の出をどこで誰と見るかであった。 「えーカニ代は初日の出カニ丸君とのスポットで見るんだー。それ激アツじゃん!」 「でしょ!そのまま私の初日の出もカニ丸君 […]

蟹交線 2

蟹交線 2 「やっべ!遅刻だ!お母さん!ちょっとカニ子ちゃんに会って来るから!」 そう言ってカニ夫は”ホーム”を出た。 ある二人の蟹が結婚するとそのスポットで子供を産むことになっている。 そうすることで産まれた子供もそのスポットを通る軌跡を持つことができる。 その結果そのスポットでは家族全員の軌跡が交わることになるので […]

蟹交線 1

蟹交線 「非平行な2直線はただ1点のみで交わる」 ユークリッド幾何学・第五公理-平行線公理 1 昔々、地球でないどこかの、蟹が横にしか歩けなかった時代の話。 突き抜けるような晴天の下、二匹の蟹が話をしている。 「おーいカニ夫ー昨日言ってたキングクラブゾンの新譜持ってきたぞー。」 「サンキュー、カニ平!あのさ、スポット行 […]

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