選手別のリードW杯決勝分析 ヤンヤ、アダム、チェヒョン、の強さ
- 2020.06.07
- データ&ルール リードクライミングルール 過去の大会データ
先日、過去5年のリードW杯の決勝を対象に「最終競技者は優勝しづらい傾向があるのか?」ということを調べました。結果は予想に反して、最終競技者がほぼ50%の割合で(67回中33回)優勝となりました。つまり準決勝をトップ通過した選手は最終競技者というプレッシャーがかかる状況下であっても、やはり割合的に最も優勝しているというこ […]
先日、過去5年のリードW杯の決勝を対象に「最終競技者は優勝しづらい傾向があるのか?」ということを調べました。結果は予想に反して、最終競技者がほぼ50%の割合で(67回中33回)優勝となりました。つまり準決勝をトップ通過した選手は最終競技者というプレッシャーがかかる状況下であっても、やはり割合的に最も優勝しているというこ […]
以前にボルダリングジャパンカップ決勝の競技順と優勝者の関係や、リードの後攻不利仮説についてブログを書きました。 <世界選手権2018女子決勝で考える、リード種目の競技順の影響> 上の記事で述べたことは、・BJCでは準決勝1位通過(決勝で最終競技者)の選手は第2回から第12回まで1度も優勝できなかった。(第1回は準決勝な […]
8月に世界選手権があったため大会の期間があいていましたが、明日明後日の9月28、29日(土日)でリードワールドカップ(LWC)第4戦がスロベニアのクラニで開催されます。そのあと10月に中国の廈門(アモイ)で第5戦、同じく10月に最終戦が日本の印西でおこなわれて2019年シーズンは終了となります。 僕は決勝の解説をJ-S […]
最近ブログで「データやファクトから導ける正しいこと」ばかり書いている気がします。そういったデータ整理的なことは大切だし今後も続けていきたいのですが、もっと自分が考えることが素直に面白いと思えるテーマや、皆が必ずしも正しいと思わないようなこともどんどん書いていきたいと改めて初心表明。 というわけで今回のテーマは「5.13 […]
ボルダリングワールドカップが終わったのも束の間、今週末からリードワールドカップ(LWC)が始まります。第1戦は例年通りスイスのヴィラール。その後連続して、第2戦シャモニー第3戦ブリアンソン、と7月中に開催、そして8月の世界選手権を挟んで、9月から10月にかけて第4戦クラーニ第5戦廈門最終の第6戦が日本の印西での開催とな […]
先日、東京オリンピック2020のスポーツクライミングの日本代表選手の選考条件とプロセスが発表されました。 <選考条件とプロセス> 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)におけるJOC推薦選手の選考について これに関して『CLIMBERS』などでも噛み砕いた記事が出ていて、それを読んで大方把握はしたのですが、本当 […]
昨日のブログの中で話題として触れた、「保持」(Control)と「使用」(Use)に関するIFSCルールについてもう少し深く突っ込んでみます。具体的には以下の2つの論点を考えます。・「保持」は「使用」の必要条件か。つまりあるホールドを「使用」したならば、必ず「保持」もしたと見なされるのか・ボルダーとリードで「保持」と「 […]
2019年 第32回リードジャパンカップ(LJC)が大きな盛り上がりを見せ無事終了しました。既に多くのメディアでその展開や結末はシェアされていますので詳しい大会内容はそのあたりに譲るとして、ここでは一部から質問が飛んできたリードクライミング種目のルールに関して突っ込んで書いてみたいと思います。特に「高度が+(プラス)と […]
先日「挟み込み」の時の足の上下に関する記事を書いたが、それに伴いそもそもこのムーブ自体をみんな何と呼んでいるのかTwitterでアンケートを取ってみた。 <この時のフットワーク> <挟み込みの記事> アンケートには350人が回答をくれて、半数近くが「挟み込み」と呼んでいたので一応この呼称がメジャーだと考えて良いだろう。 […]
リードクライミングを始めたばかりの頃、5.11aとか5.12aなどと言われてもイマイチそれがどの程度難しいのかピンとこなかった。特にボルダリングから入った自分にとってはボルダーのグレード感覚とどう繋がるのかという点がずっとモヤモヤしていた。今でこそグレードごとにいくつかのルートを登った経験が自分の中に蓄積されているので […]