ヨセミテに帰ってきた! 2021年秋ツアー Day58~帰国後

ヨセミテに帰ってきた! 2021年秋ツアー Day58~帰国後

帰国してから2週間ほど経ちました。
ホテルや自宅で本を読んだり勉強したりしてのんびり過ごす毎日です。

今後海外旅行を考えている人も多いと思うので、僕が経験した今回の「帰国~ホテル隔離~自宅待機」がどんな流れだったか、どんな手続きが生じたかなどをメモ程度に残しておきます。

ただ出入国のプロセスは時々刻々と変化していきますので、必ず厚生労働省の「水際対策に係る新たな措置について」などのページでご自身で最新情報を確認してください。

<これまでのツアー記事>

 


Day58~Day60(12/2~4)

日本へのフライトは12/4だったが、事前のCOVID-19検査が必要であったため念のため少し早めにサンフランシスコ周辺へ戻ることにした。

帰り際にエルキャピタンに改めて挨拶。
でかい。

<エルキャプと双眼鏡で眺める妻>

ちなみに現状(2021年12月21日)では、日本へ帰国するためには以下を揃える必要がある。
(参照:「水際対策に係る新たな措置について」 )

検査証明書の提出
・誓約書の提出
・必要なアプリの登録・利用
・質問票の提出

ただこの内、下の3つは航空会社のカウンターや機内で当日貰えるし、後から記入することも可能なのでそれほど気にする必要はなし。
事前にやっておくべきことはとにかく「検査証明書を取得すること 」。
そのプロセスは以下となる。

・出国の72時間前以内に適切な方法で実施されたCOVID-19の検査を受け
・陰性結果を得て
・有効な「出国前検査証明」フォーマットに記載してもらう

サンフランシスコの場合は空港内に検査を受けられる場所があり、そこで上記を全て一貫してやってくれるのでかなり楽。
つまりこちらもそれほど手間が掛かるわけでは無く、なんなら並ぶところから含めて1時間以内に終わったのでフライト当日に検査をする人も多いだろう。
空港検査は225ドルと少々値は張るけどフォーマットに間違いが無く安心できるし、予約無しでもいきなり受けることができる。
詳しくはこのサイト(SFOでのコロナ検査)などを見るとよくわかるはず。
(自分でどこかのクリニックなどを見つけて有効フォーマットに書いてもらうなどすると安くなるのかもしれない)

無事陰性証明を貰った僕らは、この後Airbnbで1泊して車を返したあと、空港で寝てフライトを待った。

 
 

帰国後~ホテル隔離

オミクロン株が出てくる前は、アメリカからの帰国後は
「自宅で14日待機。ワクチン接種者は10日目にPCR検査を受け陰性なら待機終了」
という運用だった。
が、僕らの本当に帰国直前に厳しくなってしまい、カリフォルニア州等からの帰国の場合は
「ホテル隔離3日間+11日間の自宅待機」
となってしまった。
ただどのみち14日間自由にはできないことは変わらないし、自ら色々なことを直接体験したい性格なので、この機会にホテル隔離がどんなものか経験できることは内心ちょっとワクワクした。

しかし丁度オミクロン株対策で運用プロセスが切り替わったタイミングだったからか、成田空港に着いてからホテルまでが本当に長かった。
到着したのは15:30でそこから、再度検査を受けたり、監視アプリ(MySOS)を導入したり、誓約書などの書類を書いたり、ベルトコンベアのように空港内をグルグル回ったがおそらく2,3時間後にはあとは検査結果を待ちホテルへ移動という段階には入っていた。
基本的に空港では検査番号(000504など)で管理されるので、そこから自分達の番号が空港内のアナウンスで呼ばれたらホテルへ行ける。
(帰国直前に妻と『イカゲーム』を見たばかりだったのですが空港で女性の声で人の番号が読み上げられる様、まさにイカゲームでなんか楽しかった)

しかし待てど暮らせど僕らの番号が呼ばれることはなく、仮眠したりしていて気付くと6,7時間経過し時刻は22時ほどに。
このままではいつになるか見通しが付かないので妻が係りの人に尋ねると、ホテルの部屋を喫煙可にすればいくらか早くホテルに進めるかもしれないとのこと。
空港から解放されたかったので喫煙可にしたところついに番号が呼ばれ、ようやくここで預け荷物と対面しバス乗り場へ行くことができた。
バスが来るまでも結構時間がかかり結局バスに乗ったのは24:20の便、ホテルの部屋に着いたのは25時を回っていた。
実に到着してから10時間近くかかった計算になる。

ただ聞くところによると東京のホテルが満室で名古屋や福岡まで飛ばされた人もいたらしいので、まぁ不幸中の幸いだし運用のやり方が変わったばかりで空港やホテルの人たちも色々と大変だったのだと思う。

しかも結果的に禁煙の部屋だった。ラッキー。

 

ホテルでの3日間隔離

ここから3日間ホテルの部屋で待機をしたが、やることとしてはアプリなどを通じて体温報告等を続けるのみ。
ホテル自体は広々とした部屋で、たくさんの読む本や、インタビューや執筆の仕事も早速あったので3日間隔離はそれほどストレスではなくあっという間に過ぎ去った。

<ベッドも広いしソファもあるし満足の部屋でした>

食べ物は時間になるとお弁当がドアの前に置かれてそれを各自食べる感じ。(これもイカゲームっぽさあり)
お弁当自体は美味しいしジュースやお茶もついてくるので文句はなかったけれど、さすがにアメリカに2ヶ月いた後なので温かい日本食が久々に食べたかったという点が少しだけ辛かった。

ホテル隔離3日目の朝に再び検査を受け、陰性だったのでその日の夕方に成田空港へ送還され、そこからは各自が公共の交通機関以外で適切に自宅等へ向かう形で解放。

 
 

自宅待機11日間

ようやく自宅へ。

<シャケ!味噌汁!あったかい白米!>

自宅待機11日間では、監視アプリ(MySOS)を日々報告していくことになる。
基本的にアプリからの通知ややるべきことは3種類で

・1日1回健康状態等の報告(こちらから簡単な質問に2つ答えるだけ)
・現在地確認の連絡と反応(1日2,3回通知が来るのでその時にボタンを押す。GPSが見られているので、自宅と離れていると注意されるはず)
・30秒間のビデオ電話(1日1回。相手は機械だが30秒間自分の顔と背景を画面に映す)

これらに応えていれば問題はないし、寝てたりとかお風呂とかで対応できなくても即座に勧告が来たりすることはない。
(おそらく全無視とかしない限り平気だと思われるが、まぁほぼ全部対応しました)

11日間退屈かと当初は思っていたけれど、やはり根がインドアなので色々とやりたいことをこなしたらこちらもあっという間に過ぎてしまった。
あと1ヶ月くらい待機できるかも。

 

解放!

そして昨日ようやく待機から解放。
ただエルキャプで痛めた肩が休んでいる間あまり良くなっていないこともあって、あまりクライミングへの闘志は戻ってきていない。
まぁのんびり登っていこう。

復帰初日は新しい4級が1つも1撃できなかった、、、。
というか10回くらいかかったのある。

<久々のライノ!>

こんな感じで長々と続いたヨセミテブログも終わりです。
みなさん応援していただいたり、ふらっと読んで下さってありがとうございました!