2013年末豊田ツアーの雑感とクライミングに思うこと

2013年末豊田ツアーの雑感とクライミングに思うこと

あけましておめでとうございます。
超久々の更新。
今年の目標の一つはブログの更新頻度をもう少し上げることですね。
理想は週1、最低限は月1。

さて、去年に引き続き年末は豊田に2泊3日で行ってきました。
総勢9名の大ツアー。
成果と雑感とクライミングに対して思うことを少しだけ書きます。

 


成果

・f(二段)
マッドドッグ 百間エリア
(2019年現在、百間エリアは登攀禁止)

・e(1級~初段、もしくは初段)
あられ 百間エリア

・d(2級~1級)
玉石 宮川エリア
みたら 宮川エリア

以下、マッドドッグの基本情報です

 

マッドドッグ

・グレード:f(二段)
・地域:豊田 百間エリア
・岩:マッドドッグの岩(そう呼ばれているのかは不明)
・初登者:
不明。
豊田のトポ「ONBUNIDAKKO」に載っていないことから、最近登られた課題か
・命名の由来:
不明。
左手のピンチ連続が、犬が噛み付いている様に見えるからか??
・概要:
船の先端の様な岩で非常に見た目が良く、また高さもあって充実した課題
左手ピンチが連続するためパワー系に見えるが、核心の右手出しは右足の踏み方&重心の右への移動が大切でありバランシー
リーチがなくても登れる課題ではある
リップが予想に反して甘く高さもあり焦るが、落ち着いて左手で向こう側のリップをラップすれば足が上がる

 

豊田ツアー雑感

豊田はこの時期でも体を温めれば十分登れる気候のため本当に最高です。
また、豊田はエリアが非常に広大かつ僕が花崗岩好きなせいか、カッコ良い課題が多い!
今回落とした「マッドドッグ」はもちろん、「ダイヤモンドスラブ」「ミテ」「サンチョ」「ゴリッパ」「きりきり舞い」「AKIRA」「太刀」などなどあげれば切りがないくらい触ってみたい課題があります。

もう一つこのツアーで気づいたのが、実力に関係なく誰かと一緒に登ると色々なことが学べるということ。
相ちゃんのホールドを発見したりムーブを組み立てる早さ、特に垂壁・緩傾斜での身のこなし方はいつも勉強になる。
林君のトレーニング方法やストイックさは話しているだけで、こちらも刺激を受ける。
ついこの間まで5級や3級でひーひー言っていた後輩達が、1級・初段をさっくり落としていく姿はこちらも負けていられないという気持ちにさせてくれる。
やはり外岩も誰かと登ることが上達の近道だし、なにより岩を楽しめると再認識しました。
もちろん、たった一人で岩と向き合う時間も好きだけれど。

あと、今ツアー最大の発見は古美山にある「マクロビレッジ」という宿の素晴らしさ!
アガルタの岩まで徒歩2分という好立地な上に、7人くらい泊まれる大きさの部屋が1部屋1万円ちょいと格安。
また雰囲気も温泉旅館みたいで味わい深く、トポも置いてあります。
古美山周辺の岩場に行くなら利用しない手はないと感じました。
http://profile.ameba.jp/macro-village/

 

クライミングに思うこと、少しだけ今年の抱負

実はこのツアーの個人的な目標は「心から落としたいと思えるf(二段)を落とすこと」でした。
クライミングをやっているとどうしてもグレードにとらわれ、所謂「お買い得」と呼ばれる、グレードに比して登りやすい課題に目が行ってしまいます。
個人的にはグレードを追い求めることは悪いことだとは思っていませんしそういう時期があって良いとは思います。
ただ僕は最近「二段を落とさなければ」と考え、心から落としたいと思える課題に向き合っていない時期があったと思います。
その意味では、今回のマッドドッグは岩を見た瞬間から落としたいと思える課題だったので、完登できたのは本当に嬉しかったです。
苦手なピンチ系でしたが、阿修羅を登ったとき並の集中力を持って課題に臨めました。

さて、2014年はどうしましょうかね。
とりあえず外岩の抱負。
やはり引き続き「心から落としたいと思える課題」を落としたいですね。
僕が心から落としたいと思える課題は

・岩の形状が素晴らしい。高さも重要な要素
・ムーブがカッコ良い。特に苦手なランジ系はランジ一発課題でも憧れてしまう
・歴史がある。やはりクライマーとしてやっているからには幾人もの前人が登ってきた課題は避けられない
・登られた経緯がカッコ良い
・課題名がカッコ良い

などでしょうか。

まずは今トライ中の
・The Two Monks(小川山)
・インドラ(瑞牆)
・スチャダラ(神戸)
に蹴りをつけ、心から落としたい三段にチャレンジします。(なんだかんだグレードは追い求める。笑)
やはりいずれは登らなければならない「蟹、虫、蛙」かな。
長くなりましたが、ではでは。
今年も宜しくお願い致します。