まだ上達できるはず 2024~25年の登りを振り返る

まだ上達できるはず 2024~25年の登りを振り返る

2年半ぶりの投稿。
大学が忙しいことを言い訳にしてきたが、今年は仕事が少なく時間も比較的作れるのでできるだけブログやnoteを書いていきたい。
とりあえず自分のクライミングに関して、ここ2年ほどの総括をする。
ちなみに医学生的な近況は↓

<医学部3年目を終えて>

岩場の成果

医学部再受験が終わりクライミングに復帰して丸3年。
ビッグウォールどころかショートルートすら全くやらなくなった。
大学があるとどうしても手軽なボルダー中心になりがちなのと、ビッグウォールやトラッドへの情熱はあの2021年のヨセミテに全て置いてきたと今でも心から思えるので未練がない。
といいつつ再来週あたりヨセミテに行ってエルキャピタンを見たら再燃するかもしれないが笑

その代わりに、ボルダーには自分なりに集中して特にここ半年は精力的に取り組んできた。
自分はクライミング特性的には持久力が活きたり戦略変数が多いマルチやトラッドが向いているのは頭ではわかっているが、やはりボルダーはカッコ良いし登っていて気持ちが良い。

とは言えここ最近何か特段難しいボルダーが登れたわけでもない。
岩だと二段は登れるがそれ以上になると易しいものしか無理という感じで、この2年間でも三段は簡単なものを2本しか登っていない。
ただ後述するように末端の保持力は上がっているようで、瑞牆でスラッシュフェイス(二段)やヴォック(初段)というかつての自分が不可能リストに入れていたような課題が登れたことは素直にうれしい。
また日之影のブラックラック、フクベのスズメバチ、恵那のニゲラなど過去の遠征では登れなかった二段レベルの課題が比較的楽に登れるようになっているのも成長を感じる。
少なくとも弱くはなっていないはずであり、40歳になろうとしている自分でもボルダー能力がまだ上達できるんじゃないかという兆しを持っている。

<スラッシュフェイス>

トレーニングの成果

ここ1年くらいは「末端の保持」を意識した。
やはりダイナミックな動きが得意でない自分のクライミングスタイル的には、どこまで行っても持てないと始まらないと考えたからだ。
ただトレーニングと言ってもそんな大それたことをしたわけではなく、ホームジムのライノで登るときにはフレッシュなうちに「片手ぶら下がり」と「クリンプぶら下がり」を数セットやるというだけ。
でも継続すれば伸びるもので、昔の調子が良いときと比べても
・片手ぶら下がり:20mmに片手3本で3秒→(右手だけ)15mmに片手4本で3秒
・両手クリンプ:6mmに3秒→6mm4mmで3秒
と少しだけだが上達した。

<ビーストメーカー2000のラング幅>

それに伴い岩場でカチに対して苦手意識が少しなくなったのも大きい。
今行っているアメリカのジムにもTensionのフィンガーボードなどがあるので継続して鍛えていきたい。


ジム遠征の成果

直近の11~3月の5ヵ月間くらいは積極的にジム遠征をした。
具体的にはホームジムのライノに加えて、荻窪PUMP、秋葉原PUMP、Underground、Next Gen、に1~2週間に1回どこかへ行くというペースで順に回っていった。
このジム巡りが岩に直接活きているかは不明だが、確実に自分のボルダー的な登りのスキルの幅は広げていると思う。
スラブやコーディネーションも、高難度は無理だが自分なりに手が出せる範囲で取り組んだつもりだ。
なによりサテライトアプリでレート(ざっくり課題の難しさと自分のレベル)を記録していけるのが楽しい。
半年間近く日本のジムには行けずサテライトの記録がリセットされてしまうので、帰国後に再開するときのために自分の記録と所感をここに記しておく。
それと僕の岩とインドアのパフォーマンス比較とかも誰かのためになるだろう。

荻窪PUMP

計8回訪問。

課題のトータルバランスやクオリティが一番高いと感じる。
Maxグレードは易し目の1級が1つだけ。
2級はほぼフラッシュすることは難しいけれど、取り組めば半分くらいは何とか登れるイメージ。
3級は保持系ならフラッシュ出来ることもあり、どの課題も基本的に登れる範疇にあるがコーディネーション系だと数日取り組んでも無理なものもあり。
4級は取り組んで登れないものはほぼない。スラブとコーディネーション以外はほとんどフラッシュできる。

Underground

計7回訪問。

グレード感としては荻パンとほぼ等しいが、アングラのほうがグレード幅があり、また3級からグッと締まる印象。
故に時折爆弾みたいに難しい課題もあって、諦めた3級もいくつかあった。
保持系課題が多いところがライノに似ていて自分に向いているのか(はたまたレートの仕組み上の問題なのか)、自分のサテライトのレート上位5課題は全てアングラであった。

Next Gen

計5回訪問。

コンペっぽくリスクがある動きが多く苦手だったが、その分自分にとってはトレーニングになった。
ざっくり、
青=荻パンの1~2級
赤=2級
オレンジ=2~3級
という感じなのか?
ただ体感としてオレンジからとんでもなく難易度が跳ね上がる課題もあり、オレンジのスラブやコーディネーション系はできなくて諦めたものも多数ある。

秋葉原PUMP

大学からも家からも近くて度々お世話になった。
スラブとかコーディネーションが自分にとっては現実的な範囲に設定されていることも多く練習になった。
体感グレードは荻パンよりも1つ甘い感じ。

ライノ

ライノの1級全10本をコンプリートすることを目指してきたが、ついにそれができないまま渡米してしまった。
昔はできていたからライノが進化しているとしか思えない。
体感グレードは秋パンと同じ。

今年度の展望

とりあえずあと4~5ヵ月はアメリカのリノという街にいることになる。
ただThe Blockという自分に合うジムを見つけたので、トレーニングはできそう。
ラインセット課題の本数はそれほど多くなく、既に2本以外は全て登ってしまったがKilter Board, Moon Board, Tension Boardが3つ揃っている上に24時間営業しているのが素晴らしすぎる。
これらのトレーニングボードに集中しつつ、週末に岩場に通う生活が続きそうだ。
昼間はもうビショップとかは無理そうだが、ヨセミテやレイクタホもしくはナイトクライミングを頑張って少しは岩場も成果出したい。

まだまだ登るぜ。