船長退治の成功、そして初段クライマーの誕生~エイハブ船長徹底解析~
10/9,10(日・祝)で2度目の小川山遠征へ行ってきました。
<1度目の小川山>
小川山という地上の楽園、そして船長退治の失敗
そして前回敗退したエイハブ船長(1級)と、神の瞳(初段)を落としました!
神の瞳は簡単な初段と言われていますが、初の初段なので嬉しいです。
以下、エイハブ船長の説明やムーブ解説をしたいと思います。
ムーブ等知りたくない人は見ないように気をつけて下さい。
エイハブ船長
・グレード:1級
・地域:小川山
・岩:くじら岩
・初登者:中山芳郎(1980年から1984年頃)
・命名の由来:ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』に登場する人間の善の象徴である船長の名前
・概要
日本で最も有名な課題の一つです。
小川山の「エイハブ船長」(1級)、御岳の「忍者返し」(1級)の2つの課題がグレード体系の基準であるとされている
とwikipediaにも書かれているように、1級の基準とされる課題です。
核心は左手横カチからの一手とマントル返し。
・ムーブ解説
<エイハブ船長 動画>
①離陸は全く問題なし。
両手でガバを掴める。
②右手で右上のガバポケットへ。
普通に指が4本入る。
③足を置き換えた後、左上のサイドカチホールドを左手で持つ。
かなり薄い。
親指を添えてカチ持ちするのも有効。
④右足を軽く上げた後、左足上げ。
黒くなっているヘコみorダイク(出っ張り)まで上げる。
ダイクまで上げた方が安定する。
⑤【核心】スローパーorカチスローパー取り。
奥のカチスローパーの方が持ちやすいが、ピンポイントで指がハマらないと止まらない。
スローパーを止める力があれば多少外しても止まるため、こちらがオススメ。
どちらにしろデッドで取りに行くことにはなる。
ポイントは左足を残すことであり、足を切って飛びつくようにデッドしては止まらない。
左足にしっかり乗り込み、左手のカチを1ミリでも深く持つことが大切。
⑥右足を1手目のガバポケットへ上げる。
ここでしっかり右足を入れないと次で落ちる。
⑦右手でリップの角を取る。
かなりしっかり持てる。
右足がしっかり刺さっていれば問題ないが、少し遠いので落ちることもあり。
⑧左足を右足と入れ替える。
⑨【核心】マントルの返し方はいくつかあるが、目標はリップ左上の角をしっかりと掴むこと。
僕のムーブがおそらく一般的な方法で、まず左手で左上の角の拳一つ分くらい下のリップをカチ持ちする。
そして右膝を思い切り上げて棚に乗せる。
その後左手で左上の角を持ち、マントルを返す。
YouTubeなどには他のマントルの返し方もいくつか上がっています。
こんな感じです。
参考に落として下さい!
神の瞳
とりあえず動画だけアップします。
初登時は左のリップが使えなかったそうですが、これを使うと非常に楽です。
1~2級程度かも。
いや、それにしても小川山は天国です。
-
前の記事
120°west~地球1/3周の旅~ 4.シベリア鉄道珍道中後編 2011.10.26
-
次の記事
創業者は何歳?2-創業者の創業時年齢~IT企業以外ver.~- 2011.11.22