第13回ボルダリングジャパンカップ出場者の戦績まとめ
いよいよ今週末の2月3,4日(土日)に第13回ボルダリングジャパンカップ(以下、BJC)が迫ってきました。
今年は僕とダッシュさんで交代交代かもしれませんが、予選と準決勝のYouTube実況解説をさせていただく予定です。
以下の日本山岳スポーツクライミング協会のチャンネルから観られます。
・女子予選
・男子予選
・準決勝
また決勝はスカイAさんが2/4(日)の18時から放送する予定です。
<2018年2月1日追記>
なんと、決勝もYouTubeで生中継することが決まりました!
以下のチャンネルからどうぞ!
・決勝
<追記終わり>
さて、今回はお馴染みの出場選手の戦績まとめを載せたいと思います。
この記事を参考に週末のBJCをより一層楽しみ、そして精一杯応援しましょう!
記載事項と注
対象選手は第13回BJCに出場する選手の中で過去3年間の平均順位上位20人です。
BJCの結果に加えて、去年のボルダリングでの主要国際大会の戦績も載せています。
またBJCの順位は公式に発表されているリザルトに変更を加えています。
具体的には「同着が複数人いた場合は、複数人が占める順位の平均順位を与える」という変更です。
例えば10位が3人いた場合は、10位、11位、12位を3人で占めていると考え、3人ともに平均の11位を与えています。
男子主要選手の戦績
ではさっそく男子出場選手の戦績から。
赤塗は決勝進出
青塗は準決勝進出
上位陣は2017年のワールドカップで活躍した選手がずらっと並びます。
そんな中で何と言っても注目は藤井快選手でしょう。
長きにわたって「男子BJCは同じ選手が二度優勝したことは無い」というジンクスがありましたが、昨年それを連覇と言う形で破りました。
その勢いのままWC優勝など2017年の世界の大会でも活躍。
とにかく苦手なタイプがなくどのようなタイプの課題でも確実にこなしてくる選手ですね。
三連覇に期待がかかります。
以下、他の上位陣も説明不要のごとくお馴染みのメンバーなのですが、その中で一際注目すべきは緒方良行選手でしょうか。
昨年はWCベイル戦で3位に入ったあたりからエンジンがかかり、世界ユースとアジアユースのみならずワールドゲームズまでもそのタイトルを手中に収めました。
緒方選手も若手ならではのコーディネーション的な動きからゴリゴリの保持の課題までどんなタイプがきても対応できる強みがあります。
そして実はまだBJCでは決勝進出の経験は無し。
爆発してくれる予感がしますね。
もはやこの表に載っているどの選手が決勝・優勝をしてもおかしくないくらい層の厚い日本人男子なのですが、実はランキング外にも原田海選手や藤脇祐二選手といった超強豪選手もいます。
(過去三年平均をとっているためここ二年で急成長した選手などには不利な見せ方となってしまうのですよね、、、)
目が離せませんね!
女子主要選手の戦績
続いては女子選手です。
女子選手はなんといっても野口啓代選手と野中生萌選手の日本2強が優勝候補筆頭でしょう。
野口選手は日本のエースかつレジェンドと言える存在でBJC過去12大会で10度の優勝をしています。
2017年のWCランキングでも3位とまだまだ世界の最前線で戦う選手。
11度目のBJCの頂点に返り咲く可能性は大いにあるでしょう。
野中選手はBJCの優勝経験は無いものの近年の世界大会での実績は野口選手を凌ぐほど。
最近の仕上がりっぷりは相当なものだとの噂も方々から聞こえてくるので、この大会ではかなり期待して良いかもしれません。
それを追う中で注目なのはユース世代組の伊藤ふたば選手、森秋彩選手、工藤花選手、谷井菜月選手。
伊藤選手は昨年のBJCで優勝し一気にスターダムにのし上がり、世界ユースとアジアユースでも優勝し黄金世代の中でも頭一つ抜けた存在であることを再度証明しました。
森選手と工藤選手も昨年のBJCの決勝に残ったことが印象深い選手であり、今年も決勝組に残ってくることが予想されます。
そしてそんな中で個人的に大注目なのは谷井菜月選手。
リードでは昨年から既にブレイクしていましたが、ボルダーの力もここ最近急速に付け始め、世界ユースとアジアユースでも伊藤選手の後につける準優勝。
色んな方面から”谷井選手が今回来る”との声も聞こえてきます。
要チェックです!
加えて、昨年WCで決勝に行った、尾上彩選手、小武芽生選手も決勝候補ですし、加島智子選手、渡辺沙亜里選手らのベテラン勢もまだまだ力を見せつける予感。
もう誰が勝ってもおかしくない。
女子も男子顔負けに層が厚くなってきましたね。
楽しみに週末を待ちましょう!
参考記事
去年の同様の記事も載せておきますね。
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ボルダリング検定とコンペは何が違うのか 2018.01.27
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