国内最強”女子”ボルダラーは誰か~過去のBJC女子分析~
ボルダリングジャパンカップ(BJC)女子の方も、選手の戦績を最新の2019年までのデータにアップデートしておきます。
男子編でも書きましたが「最強女子ボルダラー」と煽っていますが、BJCのこれまでの平均順位上位選手を調べてみたということですね。
結果を見るまでもなく誰が平均順位1位なのかはおわかりだと思いますが。
<男子のBJC成績分析>
分析の方法
分析に使う大会は男子同様に過去14回のBJCです。
今回は女子の平均順位上位20名を表にしてみました。
注意点としては以下です
・女子は第1~5回までは準決勝がなく、予選上位の6~8名が決勝進出している
・同着が複数人いた場合は、複数人が占める順位の平均順位を与えている。
例えば10位が3人いた場合は、10位、11位、12位を3人で占めていると考え、3人ともに平均の11位
女子BJC第14回までの戦績
さっそく表を貼ります。
赤塗:決勝進出
青塗:準決勝進出
もし結婚等で名字が変わったことを反映できていないなどの集計ミスに気付いた方は知らせてもらえるとありがたいです。
そして女子は男子以上に1,2回しか出場していない選手が多いため、初期の頃に上位を取った選手が上位にくる傾向がありますね。
ゆえに若く実力が伴わない頃から多数回出場している選手は下位にきてしまうけれども、まぁあくまで単純な記録ということでご容赦ください。
平均順位1位はもちろん野口啓代さん!
全大会出場して平均1.7位は驚異的です。
9大会連続優勝、通算11度の優勝というアンタッチャブルな記録を打ち立てています。
この記録を今後打ち破る選手は現れないと思います。(といってもスポーツの世界は記録が塗り替えられるものではあるが)
そして野口さんはバリバリ現役なのでこの記録をまだ伸ばす可能性も大ですね。
平均順位2位は、第1回BJCに出場して3位であった熊谷典子さんと、3度出場して2,3,4位の尾川智子さん。
尾川さんは塩原のカタルシスを登って世界で初めてV14(五段)を登った女性としても有名ですね。
続いてリードクライミングの印象が強いですが小林由佳さん。
3度の表彰台を経験し、準優勝5度の小田桃花さんと共に第3回~第9回あたりの時期に、ボルダーでも野口選手の最大のライバルとして君臨し続けました。
次いで伊藤ふたばさん。
伊藤さんは、野口・野中の2トップであった日本ボルダー女子界に今まさに割いって3強の一角となろうとしている存在ですね。
弱点がなく、直近4大会で4位,優勝,3位,3位と非常に実力が安定しています。
その他も新旧入り乱れてとても面白い表となっていますね。
まとめ
ということで、女子の場合は最強ボルダラーは戦績からも歴史的に見ても現在の実力でも文句なく野口啓代選手といって良いでしょうね!
また5年後くらいにアップデートしたらきっと楽しいでしょう。
参考)第1回~8回までの振り返り
参考までに男子同様に5年前に作った表も載せておきますね。
出場回数2回以上の選手に絞っています。
まだ野口選手が負けなしの時代ですね。
-
前の記事
Don’t think Feel.考えずに感じて登ることはできるのか 2019.04.26
-
次の記事
19年GW名張・鳳来ツアー、いかさま師がついに登れた 2019.05.03