第10回ボルダリング・ジャパンカップ出場選手の戦績
しばらく更新をさぼっている間に、なんと第10回ボルダリング・ジャパンカップ(以下、BJC)がもう今週末にせまっています。
選手含めみなさんが注目しているグループ分けは前日まで発表されないようなので、今回は簡単に出場選手の過去戦績をまとめてみようと思います。
記載事項と注
対象選手は第10回BJCに出場する選手の中で過去3年間の平均順位上位20人です。
BJCの結果に加えて、去年のボルダリングでの主要国際大会の戦績も載せています。
またBJCの順位は公式に発表されているリザルトに変更を加えています。
具体的には「同着が複数人いた場合は、複数人が占める順位の平均順位を与える」という変更です。
10位が3人いた場合は、10位、11位、12位を3人で占めていると考え、3人ともに平均の11位を与えています。
以前も似たような記事は書いていますが、より直近に絞ったのと、男子は第9回大会が加わっています。
「国内最強ボルダラーは誰か~過去のボルダリングジャパンカップ男子分析~」
「国内最強”女子”ボルダラーは誰か~過去のBJC女子分析~」
男子主要選手の戦績
それではさっそく見てみましょう。
まずは男子から
赤塗は決勝進出
青塗は準決勝進出
です。
直近3大会の平均順位第1位は杉本怜選手。
唯一全て決勝進出なことに加えて、国際大会でも安定した成績を残しています。
今年こそ優勝をものにして、「BJC男子で2度優勝する選手はいないというジンクス」を守ってくれるのではないでしょうか。
2位は優勝経験のある茂垣選手と清水選手が同成績。
そしてその次には勢いのある若手の高田選手と緒方選手が位置づけています。
以下、直近のノースフェイスカップ予選やB-Rockyなどのコンペでも調子が良さそうな顔ぶれが並んでいます。
そして最も注目すべきは世界選手権などの国際大会でも結果を残している楢崎智亜選手でしょうか。
弟の楢崎明智選手と共に旋風を巻き起こす予感。
女子主要選手の戦績
続いて女子。
第1位は文句なしの野口啓代選手。
過去全ての大会で優勝している上に、ワールドカップランキングも1位。
死角は全く見当たりません。
2位は小林由佳選手。
小田桃花選手が今年は不参加のため、過去のBJC実績で言えば最も野口選手に近い成績を残しています。
3位の五月女選手もブランク空けですが、非常に力強い登りをする選手。
4位以下は去年のワールドカップを賑わせた選手や若手の注目選手が続きます。
そして何と言っても大注目は野中生萌選手!
昨年のワールドカップで大ブレイクし、今や実力では野口選手に最も肉薄しています。
不敗神話を崩す可能性が最も高い選手ではないでしょうか。
終わりに
データを並べただけの簡単な記事ですが、こんなところです。
予選はUSTREAM、決勝はニコニコ動画でも観戦できるので、選手でない方も盛り上がっていきましょー!
ではでは。
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