雨でも充実 2ヶ月以上ぶりの瑞牆・湯川

雨でも充実 2ヶ月以上ぶりの瑞牆・湯川

先週、今週と久しぶりに長野・山梨方面へクライミングに行きました。
雨で予定の半分くらいしか登れなかったですが、それでも楽しかったです。
やはり瑞牆は特別な場所ですね。
簡単なクラックしかやっていませんが、日記を書いておきます。

 

湯川でテレポーテーション、テレパシー、など

先週はメイちゃんがクラックをやってみたいというので、入門的なルートが多くアプローチも近い湯川へ。
僕らも湯川は2年以上ぶりで、サイコキネシス(5.10d)くらいしか登っていない。

まずはコークスクリュー(5.9~5.10a)でアップ。

<初クラックでコークスクリューを登るメイちゃん>

僕は2年前は上部でテンションの嵐で結局登れなかったテレポーテーション(5.10d)をやってみることに。
久々のクラックのせいか5.9程度と言われているテラスまでのコーナーでも苦戦する。
最後の核心では何度も行ったり戻ったりを繰り返したものの、集中して登り切れた!
ステイホーム明けとは言え、2年前よりは成長していたようだ。
でもかなり難しく感じた。
ボルダー力が結構いる。

<テレポーテーション>

むっちゃんもバンパイア(5.10c)をオンサイト!

<バンパイア>

その後、僕はテレパシー(5.10d、下部はバンパイアと共通)にチャレンジ。
むっちゃんがスイスイ登っているから甘く見ていたけれど、バンパイアとの共通パートも何とも言えないシンハンドサイズで悪かった。
上部のトラバースとルーフ越えの解決に苦戦しつつも、フラッシュ!
これも良いルートだ。

<テレパシー>

ちなみにメイちゃんはトップロープながらテレポーテーションを登り切っていた!
すごい。
テレパシーは落ちてしまったけれど、手首が見るからに腫れ上がるまでジャミングで粘っていて根性に驚かされた。
世界で戦うには、腕の一本や二本くれてやる気合が大切ということでしょう。

今週もむっちゃんと湯川へ。
雨の後でコンディション悪い中、デゲンナー(5.8~5.9)、フォーサイト(5.10a/b~5.10c)など簡単なクラックを楽しんだ。
名張ほどじゃないけれど純粋なクラックを楽しめる貴重なエリアだと感じる。

<フォーサイト>

 

雨の瑞牆 思い出のワイドを楽しむ

先週の湯川の翌日はワイドをやろうということで、瑞牆の詩エリアのダルマ岩へ。
ここは3年前にジャムセッションの講習で初めてワイド登りを教えてもらった思い出のエリア。
雨の気配が漂っていたので、3年前にトップロープながら一番苦戦した記憶のある神楽(5.9)を早速リードすることに。
さすがに落ちなかったけれど、結構ガチワイドだった。
5.10aのスタンダードと言われているよろめきクラックよりもワイド技術的には少しだけ難しい気がする。
よろめきの方が出だしでボルダー強度があって、さらに全体が長いけれど。

メイちゃんも登りながらワイドのコツを掴んで、登りきっていた!
さすがだ。
僕の中の「コンペティターはワイドクラック強い仮説」がほんの少し立証された。
でも”難しいです。5.11台に感じます”と言っていた。
そうだよねー。

で、この後やはり雨が降ってしまい撤収。

<神楽>

 
今週も瑞牆に再び行ったのだけれど、明け方に雨が降り午前中はあり得ないくらい霧がかかっていた。

トポに「台風でもない限り登れる全天候型エリアである」と書かれているモツランドもびっしょびしょ。
ここから導かれるのは
・実は台風が来ていた
・実はこれだけ濡れていても登れる(それがクライマーだ、というメッセージ)
のどちらか。

<モツランド。楽しそう>

このコンディションでは登れないので何もせずに帰ったけれど、それでも瑞牆の森を歩いて気持ち良かった。
来るたびに、やはりここなんだと再確信する。

梅雨の間でも隙をみて登っていきたい。