楯ヶ崎とかナサ崎でのんびりクライミングツアー 2017冬 後編
前編の続き。
後半は、さくっと書きます!
楯ヶ崎でインプレッションにチャレンジ
後半のメインは本ツアーの目玉である楯ヶ崎のムツミヤ山南壁にある「インプレッション」(5.10dと5.10cの2P)というクラックのマルチ。
開拓は1985年頃されたらしいですが、レッドポイントされたのは2006年と比較的最近(?)のルート。
2Pと短いですがかなり素晴らしいルートとのうわさをがあり、むっちゃんとこのツアーで取りつきたいルートの筆頭に挙げていました。
『Rock & Snow 056』に少し情報が載っていますが、webでブログなどを調べた方が色々情報が見つかると思います。
アプローチ
インプレッションはムツミヤ山の南壁から取り付きの海面付近まで懸垂下降が必要です。
しかしこの懸垂下降点までのアプローチが1つの核心でした。
ムツミヤ山の頂上まではそれほど迷わないのですが、そこから懸垂下降点までが結構わかりづらいです。
どんなに迷いそうになっても、とにかく木にまかれた赤いテープを辿って行かないと違うところに降りてしまいます。
多分順調にいったとしても駐車場から懸垂下降点まで1時間は見た方が良いでしょうか。
ルートの概要
懸垂下降点にはこんな感じでボルトがあります。
そこから懸垂。
1P目の取り付きまでは60mくらいでしょうか。
海へダイブするような感じが冒険的でワクワクしました。
ちなみに2P目の終了点から懸垂下降地点までは現在のところフリーでは登られていないようなので、懸垂ロープはフィックスしておかないと帰ってこれません。
通常はここで2P目の終了点や1P目の終了点などまでおそらくロープを垂らすのですが、僕らは1P目の取り付きまでロープを下してしまいました
なので僕らは帰りは1P目の取り付きまで下がって、そこから懸垂下降した地点まで60mユマールすることに。
くっそ疲れた。
1P目の取り付きはこんな感じで海ギリギリ。
降りてくる妻。
1P目の終了点から1P目の写真。
カッコいいルーフ内をクラックが走っています。
僕らは結局時間が掛りすぎてド敗退してしまいましたが、インプレッションはロケーションが文句なく三ッ星なことに加えて内容も素晴らしかった。
この半年で少しばかりクラックの経験を積んだ気になっていたので5.10dならなんとかなるかと思いましたが、まだまだ実力や経験が足りませんでしたね。
そりゃクレイジージャムと同じグレードなんだからオンサイトトライは僕らにとっては難しいに決まっている。
でも本当にたくさん勉強になったし、何より冒険的なクライミングが少しでも味わえて楽しかったです。
忘れられない日になりました。
近いうちにリベンジしたいですね。
オススメの尾鷲・熊野のスポット
尾鷲や熊野に1週間ほどいたので、僕が個人的に気に入ったスポットでも備忘録的に書いておきます。
写真が一切ないですが、、、。
洋風居酒屋「オン・ジュアン」(尾鷲)
https://tabelog.com/mie/A2405/A240501/24010883/
イタリアンメインの食事処。
本当に全ての料理のレベルが高い&値段も良心的。
一品一品に細部のこだわりがあって、東京にあっても人気店になるはず。
アーリオオーリオ、ジェノベーゼ、生ハムとパルミジャーノのパスタ、などが絶品。
このツアーで2回行きましたね。
きのもと食堂(熊野)
https://tabelog.com/mie/A2405/A240502/24013936/
こちらは店内は質素で狭めですが、庶民的な感じの料理が美味しかったです。
店主が実際に釣った魚などを使っていて食材は本当に新鮮。
また「1,000円でおまかせ」などもしてくれるのでその日のオススメが楽しめます。
コストパフォーマンスも最上級。
おかみさんも店主もすごく気さくな人で、色々話して仲良くなったら申し訳ないくらいたくさんのお土産をくれました。
夢古道(尾鷲の銭湯)
尾鷲の素敵な銭湯。
木の感じが気持ち良い。
お風呂は必ずここへ行きました。
すんごい寝心地の良いハンモックにぶら下がりながら、豊富な漫画が読めます。
終わりに
こんな感じののんびりツアーでした。
さて年内は十分だらだらしたので年明けからエンジンをかけて3月くらいから始まる瑞牆シーズンにピークを合わせますかね。
-
前の記事
楯ヶ崎とかナサ崎でのんびりクライミングツアー 2017冬 前編 2017.12.25
-
次の記事
CLIMBERSの「データで読み解く最強ボルダラー」を手伝わせていただきました 2017.12.31