再び城ヶ崎・海金剛プチツアー、スコーピオンとスーパーレインが登れた

前回の城ヶ崎・海金剛プチツアーと同じような形で再び行ってきました!

今回は2泊3日で、城ヶ崎2日、海金剛1日。

気温的にも今シーズン最後の伊豆方面でしょうか。

<前回の記事>

城ヶ崎・海金剛プチツアー、マリオネットが登れた

 


城ヶ崎の浮山橋でスコーピオンが登れた

城ヶ崎では2日間ほぼ「スコーピオン」に費やしました。

スコーピオンは1985年に当時19歳の山野井泰史さんが初登したナチュラルプロテクションのルーフクラック。

マリオネットと同様に身体全身を使う城ヶ崎らしい課題。

現在のトポでは5.12bとグレーディングされていることが多いです(初登時は5.12a?)。

2日目から合流した宮下君も交えて色々試行錯誤できたことと、染み出し&暑さにも負けないフリクションを与えてくれた秘密兵器のおかげで登ることができました。

それとむっちゃんも暗い中ヘッデンを付けてゲルニカをしっかり完登!

 

 

ルーフのナチュプロルートのカム回収

たぶんクラックをやっている人にはすごく当たり前の話だけれど、ルーフのナチュラルプロテクションの課題でのカム回収やレッドポイントトライをする際に気づいたことを個人的にメモしておきます。

まず前提としてカムやナッツなどのナチュラルプロテクションを必要とするルートを登る際には、ルートがまっさらな状態でトライをしそこに自分自身でカムを決めていって登り切った場合にレッドポイントでの完登が認められます。

でトライ後にルートをカムが無い状態にするためには、一般的な緩傾斜直上ルートの場合は終了点まで辿り着いてからロワーダウンする際にカムを回収すれば良いのですが、ルーフクラックやトラバースルートの場合はロワーダウンで降りる方向と登ってきた方向が違うため回収が困難です。

ですので通常は一旦終了点からロワーダウンで降りてから、ロープの反対側からトップロープの様に再度登り直してカムを回収するわけです(これを回収便と呼ぶことが多い)。

ここまでは僕もわかっていたのですが、やっかいなのはルーフクラックの終了点直下でロングフォールしてしまった時。

この場合次のレッドポイントトライのために壁をまっさらにするには以下の3つの方法があります

  1. 一旦降りて、ロープを引き抜き再度トライ(カムが残っているのでピンクポイント扱い)をして終了点まで到達する。そしてその後回収便を出す
  2. 一旦降りて、ロープを引き抜き再度登っていき、上部からカムを回収しなが降りてくる
  3. フォールした状態からロープを使った反動で身体を引き上げるなどして(ポンプアップって言うんですかね?)何とかして壁に戻る

1がシンプルなのですが、これだとフォールしたトライから次のレッドポイントトライまで2便追加(ピンクポイントトライ、回収便)する必要があるため体力の消耗が激しいです。

今回は2日目のファーストトライで僕が終了点直下で落ちしまいこの状況になったのですが、宮下君がピンクポイントトライで1便出してくれたので助かりました。が1人だけだった場合は1のやり方をとると本気のレッドポイントトライをできる回数に限度があります。

2は慣れれば楽なのでしょうけれどルーフクラックをカムを引き抜きながらクライムダウンすることは場合によってはかなり難しい&体力を余計に使います。

3はショートフォールならば少し上がれば壁に戻れますがロングフォールだと大変ですし、何よりナチュプロルートの場合は自分で決めたカムやナッツを支点にしてポンプアップするので危険が伴うと思います。

ま、こういうことまで含めて色々戦略を立てるのも面白いんですけどね。

<スコーピオンでのコウモリレスト>

 

3月の目標課題

実は3月までに以下の課題を登ることを目標としていたのですが、それらを登ることができました。

二子山:任侠道 5.12d

御前岩:アスリーツボディ 7c+

城ヶ崎:マリオネット 5.12a

城ヶ崎に関してはマリオネットが2月に登れたのでスコーピオンに目標を変えましたが、それもなんとか完遂。

嬉しい気持ちもあるのですが、もっと難しい課題を目標に据えて自分をストレッチするべきだったかなとも思いますね。

4,5月も頑張ろう。

 

<動画>

 

 

海金剛でスーパーレインにリベンジ

前回のツアーでは取り付きまで行くのに時間が掛り過ぎて敗退してしまったスーパーレイン。

教訓を活かして朝6時半には駐車場を出発することに成功。

最高のロケーションの中、登り甲斐のあるマルチを楽しめました!

 

備忘録的な注意点

いくつか注意点的なものを書いておくと、

まずアプローチが少しわかりづらいです。

雲見オートキャンプ場から道を下ってコーナーのところから山に入っていくのですが、前回僕らは初っ端から間違えて藪漕ぎの連続になりました。

少し山側に明らかな踏み後があるのでそれを発見するのと、今はマーキングがところどころあるのでそれをたどるべきです。

<マーキング>

 

<次に迷い易い草原。一本木を目指し、そこから右前方少し下った木々の中へ>

 

あと今回は土曜日だったので、人気ルートだけあって僕らを含めて4パーティーもいました。

僕らも早く出たのに取り付きで1時間弱待つことになったので、早め早めの行動が良いですね。

 

最後に、スーパーレインは2P目最後のトラバース(通常1P目から繋げることが多い)が少し緊張感があったり、浮石が多かったりするので多少危険を伴うルートかもしれません。

実際僕らの前のパーティーもトラバースでフォールし大きな怪我はなかったものの、大事を取って引き返してましたし、骨折事故なども多いそうです。

 

 

コースタイムや記録など

一応コースタイムなどを。

結構ラインを発見することが難しくていくつか迂回してしまいましたが僕もむっちゃんも一度も落ちずに登り切りました。

 

6:30:雲見オートキャンプ場出発

7:30:取り付き着。先行パーティーを待つ

8:15:1P目開始(2P目も継続して登った。5.7と5.8)

9:30:3P目(5.7&5.10a)開始、しかし5.7を終えた時点で左の藪に行きすぎて5.10aのクラックできず

10:30:4P目(5.10a&5.8o.w.)開始。5.10aのレイバックパートが全体の核心か。5.8のo.w.(オフィズス)は一つ右のラインを登ってしまったようだ

11:30:5P目(5.10a)開始。登りごたえのある本ルートのハイライト

12:15:6P目(5.9o.w.)開始。かなり脆そうなクラックだったため、右の 5.7のスラブへ。こちらも錆びたボルト1つでランナウトするため緊張感あり

その後7P目(5.7o.w.)を終えて13:30に頂上へ。

15:00:80mロープを持って行ったが、細かくピッチを切り6回の懸垂で取り付きへ。30分ほど休憩

16:30:雲見オートキャンプ場着

 

月1回以上はマルチに必ず行きたいですね。

 

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3件のフィードバック

  1. いーづか より:

    1,2,3は、”a.フォールポイントのプロテクションまで戻る話”と、”b.そこまで戻ってからどうやって回収するかの話”が混ざっていると思います。

    aは、”a-1.下まで降りて登り返す”か、”a-2ポンプアップする”の他に、”a-3.自己脱出の技術でロープを登り返す”があって、体力的にはこれが一番楽だと思う。慣れると早いし。

    • mic より:

      確かにその通りですね。
      a-3の方法はツイッターでも教えてもらいました。

      でbが基本的には
      b-1:終了点まで登ってしまい、その後回収便を出す
      b-2:エイド混じりで良いからカム回収しつつクライムダウン

      ということですかね。

  2. いーづか より:

    そうそう、そんな感じ。

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