ムーブの本質を求めて
スポーツでも仕事でも何に対してでも言える話だと思うが、その個別のシーンでしか使うことのできない枝葉末節なテクニックを覚えることそれ自体にはそれほど意味は無い。 例えばある会社で「作成する資料のフォントは必ず○○で、フォントサイズはxx pt以上にすること」というルールがあったとして、それを何も考えずにそのまま覚えても汎 […]
スポーツでも仕事でも何に対してでも言える話だと思うが、その個別のシーンでしか使うことのできない枝葉末節なテクニックを覚えることそれ自体にはそれほど意味は無い。 例えばある会社で「作成する資料のフォントは必ず○○で、フォントサイズはxx pt以上にすること」というルールがあったとして、それを何も考えずにそのまま覚えても汎 […]
昨日、2016年9月26日、稀代のクライマーである吉田和正さんが肺がんで亡くなった。53歳であった。 吉田氏は 1989年の城ヶ崎の「Mars」の初登(発表当時5.13d、現在5.14a。当時5.14aなら世界最難トラッドルート) 1990年の小川山の「NINJA」の第2登(87年にグロバッツによって登られた発表当時5 […]
久々の推しクライマーインタビューです。 「第1回のスラビスタ植草さん」、「第2回の殺し屋林さん」に続き第3回はこちらもライノ常連にはお馴染み過ぎる、宮下裕樹(みやしたゆうき)くんです! 宮下くんは、いつもにこやかでポジティブで皆に愛されるいじられ系のクライマー。 その風貌と体型が世界的なクライマーである安間佐千(あんま […]
もう既にご存じの方もいると思いますが、クライミング・雪山の専門誌である『ROCK&SNOW』に今月号(2016年夏 72号)から連載を持たせていただくことになりました。6月6日発売です。 タイトルは「僕らは考える石ころである」とさせてていただき、僕の視点でクライミングをあれこれ考えてみる、という内容になっていま […]
先日2016年4月23,24日(土日)に埼玉の加須でボルダリングワールドカップが開催されました。 男子で優勝したのはロシアのルスタン・ゲルマノフ選手で、女子はショウナ・コクシー選手。 男子は本当にどの選手が優勝するかわからない群雄割拠の時代という印象。 女子はショウナ選手が圧倒的な力を見せつけ、昨シーズンから持ちこし3 […]
前回の記事の中で吊り輪トレーニングを少し紹介したところ、他にやっているトレーニングも教えてほしいというコメントをいただいたので紹介しようと思います。 (ただ、ここで紹介するようなフィジカルトレーニングはあくまで補助的なものであり、クライミング能力を伸ばすのは「登ることそれ自体」だということは大前提に置いて読んでください […]
最近ちょくちょく岩に行っているので、登った課題の動画をアップします。あとほんの少し筋トレの話。 <瑞牆> ガルーダ(二段) 撃ち込んでいたガルーダがようやく登れました。室井さんがRock&Snow54号で 見た目にはどうにもショボくて、実質2手くらいしかないが、ムーブのおもしろさでは瑞牆随一。 と言っていたこの […]
クライミング界隈は岩シーズン真っ只中。御岳や笠間などの標高が低いエリアは既に日中は暑くなり、小川山等の積雪エリアも雪解けが訪れ始めています。 さて、そんな中今回の記事は「岩質ごとの特徴」について。よく岩に慣れたクライマーが“花崗岩(かこうがん)のフリクションは最高だね”、とか“チャー […]
前回のボルダリングのグレードの決定方法~前編:グレードの定義、前提となる考え~の続きです。 後編となる今回は、「難易度は何によって決まっているのか。その構成要素は何か」を考えてみたいと思います。 難易度の構成要素 ボルダリングの課題が難しくて登れない時、様々な要因があると思います。「距離が遠くて届かない」「ホー […]
2016年は1ヶ月に最低4本記事を書くという内なる目標を掲げたにも関わらず、これが3月1本目。やばい。 さて、今日の記事は主にボルダリングのグレードに関してです。岩で初登した際や、ジムで課題を作る時に、ほとんどの場合グレードを付けるという行為をしますが、一体どのような基準でグレードを決めているのか、そもそもグレードとは […]