日本選手権リード競技大会2017 出場選手の戦績

日本選手権リード競技大会2017 出場選手の戦績

むちゃくちゃ直前で、今週末と言うかもはや今日明日ですが、2017年3月4,5日(土日)でクライミングの日本選手権リード競技大会2017(以下、日本選手権2017)が加須で開催されます。
そしてなんとボルダリングジャパンカップに続き、僕とダッシュさんで下記のYouTubeチャンネルで予選の実況・解説を担当させていただきます。
リードコンペでは初なので緊張します、、、。

実況解説するにあたって自分のためにも出場選手のデータを整理しました。
夜も遅いので簡単にですが、戦績を見ていきましょー。

 

記載事項と注

対象選手は日本選手権2017に出場する選手の中で過去5年間の日本選手権及びリードジャパンカップの平均順位上位20人です。
また去年のリードクライミングでの主要国際大会の戦績も載せています。

また順位は公式に発表されているリザルトに変更を加えています。
具体的には「同着が複数人いた場合は、複数人が占める順位の平均順位を与える」という変更です。
10位が3人いた場合は、10位、11位、12位を3人で占めていると考え、3人ともに平均の11位を与えています。

 

男子主要選手の戦績

まずは男子の戦績をまとめたものです。

2017日本選手権 男子 v01

注)
赤塗は決勝進出
青塗は準決勝進出

第1位は若干意外とも言えますが、昨年ボルダーで大爆発した楢崎智亜選手。
ここ3回の日本選手権で2位、4位、3位と脅威的な安定感。
ボルダーの世界チャンピオンはリードも強いんです!

2位は日本が誇る小さな巨人、是永敬一郎選手。
昨年は日本選手権準優勝、ジャパンカップ優勝と近年国内では向かうところ敵なしに近い強さです。
そしてアジア選手権でも優勝、ワールドカップヴィラール戦でも準優勝と国際大会でも最トップ層に通用する力を付け始めています。
間違いなく優勝候補と言えますね。

3位はまだ20歳と若いですが、その経験値はベテラン並とも言える島谷尚季選手。
2010年の日本選手権の覇者です。
ここ5年の日本選手権とジャパンカップに全て出場し8戦中7戦決勝進出というハイパフォーマンスです。

4位以下には近年実力を付けはじめている中上選手、原田選手。
ボルダーの印象が強いですがリードも安定している藤井選手。
大ベテランでワールドカップ表彰台経験もある中野選手。
ワールドカップクラニ戦で決勝に進出した波田選手などの顔ぶれが揃います。

 

女子主要選手の戦績

続いて女子です。

2017日本選手権 女子 v02

女子は上位5名くらいまではほぼ大方の予想通りですね。
第1位は野口啓代選手と小田桃花選手。
対象の過去5年では野口選手は2012年と2016年の日本選手権のみ出場ですが、共に優勝。
昨年のアジア選手権で優勝、ワールドカップクラニ戦でも準優勝とリードでも世界トップの実力者。
小田選手は2012年のリードジャパンカップで優勝して以来の公式大会です。
ブランクは気になりますがリードワールドカップで優勝経験を持つなど一時代を築いた選手です。

3位は先日ワールドカップへからの引退を表明した小林由佳選手。
もはや日本の女子のリードクライミング界においては説明不要のレジェンドですね。
かつてのジャパンツアーで18連勝するなど数々の不滅の記録を打ち立てた選手です。

4位には日本選手権、リードジャパンカップともに優勝経験を持つ田嶋あいか選手、
5位にはワールドカップでも近年安定した成績を残している大田理裟選手が位置づけています。

6位以下にもボルダリングジャパンカップでも活躍した記憶が新しい伊藤選手、森選手などが並び、こちらでもユース旋風を巻き起こすかに注目が集まります。

 

終わりに

かなり簡単な紹介になりましたが以上です。
さぁ楽しんでいきましょうー!