ロクスノ77号の宣伝&補足とBear’s Rockのセット

ロクスノ77号の宣伝&補足とBear’s Rockのセット

本日9/6(水)に『Rokc & Snow 077』が発売されました。
いつも通り「僕らは考える石ころである」を書かせていただいているので、もしよければ読んでみてください。
今日の記事は宣伝っぽいものばかりなのですが、ロクスノの補足と、今日まで3日間セットにいかせていただいていた葛飾区のBear’s Rockさんでのセットのことを書きます。

ロクスノ77号の補足

ロクスノ77

前回は練習の「密度」の話だったので、今回は質の話。
テーマは「限界的練習」。
めちゃくちゃ強い人の練習を見たことがある人ならわかると思うのですが、彼らって出来る課題を淡々とこなすという練習はほとんどしていないですよね。
常にできるかできないかわからない、だけど難しすぎない課題にチャレンジしています。
そのような練習方法を限界的練習というのですが、あらゆる分野での上達法として知られているものです。
きっと普段の練習に大きな影響を与えるものになるはずなので、良かったら目を通してみてください。
ちなみに『Peak 超一流になるのは才能か努力か? 』という本を大いに参考にして今回の記事は書きましたので、こちらも是非!

それと今回のロクスノは最近クラックやトラッドをやっている自分にとっては垂涎の内容ばかりでした!

・佐藤さん・増本さんのベアトリス、横山さん・長門さんのK7
今の僕にはそのすごさを推し量ることはできないが、とにかく写真だけでも迫力がありすぎる。
こういう冒険的なクライミングには心底あこがれる。

・アレックスオーノルドのフリーライダーフリーソロ
エルキャップのフリーソロ中にV7(初段)のデッド、、、もうわけわからん
“一見不可能な目標を打ち立て、それを細かく分け、おのおのの部分をひとつずつ片づけていく” あたりまえだけど至言。

・倉上さんのイギリスでのクライミング
まずプロテクションや終了点の写真が衝撃的なので必ず見て欲しいです。
あと”最初のトライで20m超の墜落を経験し”とかサラっと書いてあって、もう何が何だか。
瑞牆での最近の成果である「ハヤブサ/5.13a(8P Ⅵ)のソロ・初見ワンプッシュレッドポイント」などもあわせて、倉上さんの活躍から目が離せないです。

他にも

・坂野さんの英国式トラッドグレード
・ジェームズピアソンの記事
・ユージさんたちのフェロー諸島でのクライミング

などなど書ききれないのですが読みどころ満載。
しかし、トラッドどころか岩場でのクライミングには興味の無い層にとってはきっと読むところがあまりないのかも。
クライミングというだけでかなり多様化しているので、どういう記事を扱うかは難しいところですよね。

そして何よりうれしかったのは読者の声のコーナーで僕の連載を褒めてくれる声がいくつかあったことです。
ブログにも前に書きましたが、こういう見知らぬ誰かからの声は本当にモチベーションに繋がりますね。
(参考:誰のためにブログを書くのか
頑張って連載を続けようと思いました。

Bear’s Rockでのセット

・セット途中の写真ですが、135度と125度はかなり良い壁です
変換 ~ Bears Rock

9/4,5,6(月、火、水)で葛飾区のBear’s Rockさんで全面セットをさせていただきました。
Bear’s Rockは京成線のお花茶屋駅から歩いて5分ほどにあるジムです。
写真で見ていたよりも高さと壁面積があり、スラブから135度まで揃っているのでかなりトレーニングになる環境だと思います。
一緒に入った奥谷さん、MAXさんと各自30本程度作りました。
セッター3人の個性がかなり違うので、楽しめるはずです。
僕はダイナミック系とか、コーディネーションとか、ウルトラシンクラック課題とか一見ふざけた課題も作ってみたりしましたが、各グレードで必ず1本はきちんとしたクライミングをさせる課題も入れました。
奥谷さんとMAXさんの課題は本当に面白くて、奥谷さんの135度の真っ向勝負ピンチの初段、MAXさんのスラブ初段、これをやるだけでも行く価値はあると思います!
是非遊びに行ってみてくださいー。