ライムストーン「旬の壁」・エナジー春日部「模擬ボル検」のセット 19年8月
今週は2つのジムでセットをさせていただいたので、その紹介をさせていただきます。
どちらも勉強になったし、とっても楽しかったです。
ちなみに今週はこれに加えてライノでも2日間まぶしつつ、世界選手権の記事を各媒体合わせて7本も書いたので久々に前職を超える忙しさだったかも。
でも好きなことで忙しいのは幸せですね。
ライムストーン「旬の壁」のセット
2019年8月5日(月)にライムストーンさんでセットをさせてもらいました。
「旬の壁」といって、グレードが目隠しされた8級~二段までの23課題を2時間でトライアルできます。
トライアルは12日(月)までみたいですが、その後グレードが公開されて課題は残ると思いますので、ぜひ遊びに行ってみてください。
<旬の壁 完成後>
2年前にも呼んでいただいたのですが、その時から比べると僕はだいぶセット経験を積んだし、自身のクライミングもトラッドを始めて幅が広がったので、前とは違ったセットができたかなと思います。
壁全体としても「旬の壁」という名前を意識して、全体の課題バランスやホールド配置・色など今の自分なりには上手く工夫できたかなと。
<参考ブログ 人工壁の課題は求められているものがあるはず、という内容>
一方で、昔作っていたような突拍子もない課題とか理不尽なわけわからない系の課題が最近減っているのは、実は味が無くなってきたのかもともちょっと思います。
こ綺麗にまとまってはいるけれどチャレンジを自分はしているのかと。
限られた時間だとなかなか新しいことをするのは難しいですけどね。
ちなみに、オーナーの菊地さんの課題はムーブや核心がたくさん詰まっていてトレーニングのしがいが超あります。
僕はかなり好き系で自分のジムに欲しいですね。
旬の壁トライアルという1時間の中で攻略するには、おそらく僕の課題よりも菊地さんの課題が鬼門となるでしょう!
それと今年52歳になるのに、自分の限界を上げ続ける菊地さんの姿勢は本当に感銘を受けますね。
Ninja、蟹虫、そして次もきっとすごい課題を登るでしょう。
見習おう。
エナジー春日部「模擬ボルダリング検定」のセット
2019年8月9日(金)はエナジー春日部さんでセットをさせてもらいました。
11月23日(土)にボルダリング検定があるのですが、それの前に「模擬ボルダリング検定」として模擬課題をチーフの時長くんとセッターの山内くんとディレクターの僕で作成してボル検がどんな感じなのかみなさんに体験してもらおうという企画です。
5級から1級まであって、本番は5本中3本で合格なのですが、模擬ボル検では4本中3本で合格。
合格特典もあります。
イベントは8月20日(火)までですが、それ以降も課題はしばらく残るはず。
<模擬ボル検の課題の一部>
普段僕はボル検ではディレクターという役割なので、課題を登ってグレードやバランス感を調整するもののセットはしないのですが、今回は3人だけだったのでみんながセッター&チーフ&ディレクター的な役割。
ですので本当に大変でしたが、めちゃくちゃ楽しめました。
それと本番は各グレード5課題あって1課題1テーマなのですが、今回は4課題なので1課題に少しテーマが多めに入っています。
例えば本番は「保持」に特化した課題ではそれ以外の要素は極力削ぎ落して短くスッキリ作る。
ですが今回は「保持+持久力」みたいな課題もあるので、登ってみるとかなり”レジっている”(レジスタンス要素が強く出ているという意味。今年の流行語)と感じると思います。
なのでもしかするとその級ギリギリの人にとっては、すこーしだけ厳しく感じることもあるかもしれないですね。
まぁどんな分野でも模試は本番よりちょっと難しいのが相場なので、この模擬で合格した人は安心して本番に臨めると思ってください!笑
<セット後の決め陣形>
さて明日からは久々に瑞牆で乾いた岩が触れそうだ!暑くたって良い!
やはり自分が登ることが一番。
そしてそのあと世界選手権での仕事の始まり!
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