痩せることについて語るときに僕の語ること
クライマーにとって脂肪は負荷以外の何物でもない。
現状、トップクライマーと僕との間にはただでさえ技術/筋力/経験などにおいて大きな差があるにもかかわらず、
その上彼らより太っていたのでは勝てるわけがないではないか。
半年前のある日、こう思い立って僕はダイエットを始めた。
この半年間で僕が得たダイエット論を今語ろう。
とりあえず結果
ダイエット結果は記録の上では
体重:64.7kg→57.6kg (▲7.1kg)
体脂肪率:19.4%→14.3% (▲5.1%)
です。
ただし、昨年11月には体重計が67kg台を指していたこともあったので実際は10kg近く痩せました。
また体脂肪率は日によっては11%台とかにもなることもあるんでよーわからんです。
ダイエットの第一原理
まず、ダイエットとは何なのでしょうか。
これは人それぞれ異なるでしょう。
脂肪だけ減らしたい人、筋肉も減らしたい人、おなかだけ痩せたい人、など様々だと思います。
僕は脂肪だけ減らしたかったのですけれど、まぁクライミングで筋肉使っているから、
体重を減らしても筋肉はそんなに減らないと考えて、まずは体重を減らすことに専念しました。
では、体重を減らすにはどうしたら良いか。
答えは簡単です。
「摂取カロリー<消費カロリー」
これがダイエットの第一原理。
とにかくこれを達成することだけ考えればいいのです。
考えるなメモれ
ダイエットの第一原理
「摂取カロリー<消費カロリー」
はダイエットを志したことがある人なら誰でも知っているはいるはず。
しかし自分の平均的な消費カロリーも毎日摂取しているカロリーもわかっていない人がきっと多いはずです。
そこで、よく言われていることではありますが、
まず食べたもののカロリーをメモりましょう。
カロリーはググれば大抵出てきますし、そのうち「ご飯100gは168kcal」とか自然に覚えます。
さらに、毎日の体重と体脂肪率もメモりましょう。
そうすることで自分のおおよその消費カロリーがわかるはずです。
僕の場合は1日2,000kcalにおさえればまず確実に痩せていきます。
だいたい2,200Kcalが今の平均消費カロリーかなと把握してます。
考えるな守れ
何度も言います。
ダイエットの第一原理は
「摂取カロリー<消費カロリー」
です。
巷には
『夜寝る●時間前には食べるな』
『炭水化物を抜け』
『朝食を多めにしろ』
『ラーメンは厳禁』
などなどダイエットの格言が溢れていますけど、これらを気にする必要はないです。
とにかく
「摂取カロリー<消費カロリー」
さえ守ればいいのです。
誤解されそうなので言っておきますと
「夜寝る前に食べると脂肪として蓄積されやすい」
などの研究結果を嘘と言っているわけではないし、個人的にはおそらく本当だと思っています。
それでも、例えば僕は深夜12時にその日の摂取カロリーが1,200カロリーであってお腹が空いていれば、そこから牛丼(約650kcal)を食べてしまいます。
なぜなら1日の合計カロリーが1,850kcalならば絶対に太らないと知っているからです。
おそらく朝食べる牛丼と夜食べる牛丼では蓄積される脂肪の量は厳密には違うのでしょう。
でもそれは一体何kcal分違うのでしょうか。
少なくとも100kcalとかは絶対に変わらないと僕は思います。
細かいことは気にしないで、自分のデッドラインのカロリー(消費カロリー)だけ守ることに専念すればいいのです。
とはいえ・・・
とはいえ、脂質から筋肉は作られないので、何を食べるかなどは筋肉をつける上では重要です。
僕は「筋肉を付けるために積極的にたんぱく質を食べよう」くらいは意識はしています。
具体的方法論その1「食事先延ばし法」
では具体的にどうやって痩せたか。
1つ目の方法は「食事先延ばし法」です。
これはその名の通り食事を取る時間帯を先へ先へ延ばすという方法です。
僕は基本的に休みの日などは朝食を取らないですし、食事も夜遅くすることが多いです。
なぜこんなことをするか。
それは急遽会社の人や友達にお昼を誘われたり、飲みに誘われたりするという事態のためにカロリーのキャパを残しておくためです。
外食するとカロリーオーバーは避けられませんから、外食や飲みなどに行く時点で一日の摂取カロリーが消費カロリーギリギリに達しているともうアウトなのです。
しかしそのような場合でも僕は意志が弱いので「ま、いっか」と飲み会に行ってしまいます。
ですので、食事は遅め遅めにして急な事態に対応できるようにしているのです。
これ、ホントに重要な方法です。
正直
『朝食をたくさん食べて一日の消費カロリーアップ!』
『夜6時までに夕食を終えて、寝る前のカロリー摂取をやめよう!』
などはあんま意味ないです。
食べる時間帯によるカロリー差など、外食1回分の前では塵と化しますからね。
それよりも人間は飲みや食事に誘われたら付いて行ってしまう弱い生き物だということを認めて、それを見込んで作戦を立てることが大事なのです。
同様の理由で僕は家に食べ物はおきません。
僕は意志の弱い生き物ですから、『これは明日食べる用』などと決めてもおなかが減ったら絶対に今日食べてしまうとわかっているからです。
具体的方法論その2「コンビニ活用法」
2つ目の方法は基本的に食事をコンビニで済ませるという方法です。
これまた従来の常識に反しているような方法ですが、マジで有効です。
というのも、しっかりとしたお店で外食をすると大抵1食800kcal近くいってしまいますが、
コンビニならば少量多品種の商品の購入が出来る上に、摂取したい分だけのカロリーを取りやすいからです。
パンなどを除けばコンビニに置いてある商品は全般的に1品1品のカロリーは少ないのも嬉しいです。
サラダ50kcal、チーズ100kcal、から揚げ250kcal、ブラックサンダー115kcal、を食べても500kcalちょいです。
素晴らしい!
もちろん自炊できるならば自炊でカロリー調節を行って全く構わないとは思います。
具体的方法論その3「ゼロカロリー飲食料活用法」
3つ目の方法はゼロカロリー飲食料を積極的に活用するという方法です。
人間は体が痩せる方向に進んでいるときには食欲は沸くものです。
食欲が沸かなければ死んでしまいますからね。
そんな時に人間の食欲をごまかす最高のものがゼロカロリー飲食料です。
ゼロカロリーゼリー、ゼロカロリーコーラ、おでんのこんにゃくや大根(厳密には0ではないが)
などはダイエッターの非常に心強い味方です。
ゼロカロリー人口甘味料の発明はダイエット界を根本から覆したと思います。
ちなみに僕はペプシネックスを1日3本は飲んでいます。
病気ですね。笑
最後に
正直まとめどころがわからなくなってきたのですが、まぁ僕のダイエット論はこんな感じです。
もっと細かいテクニックなどあるのですが、またの機会に。
最後にダイエットを目指す全ての人に、あの名文のパロディを送ります。
あなたがダイエットから得るものは殆ど何もない。
数値に置き換えられたプライドだけだ。ダイエットの目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。
エゴの拡大にではなく、縮小にある。
分析にではなく、包括にある。もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、あなたはリバウンドによって容赦なき報復を受けるだろう。
ハヴ・ア・ナイス・ダイエット
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