天候に苦戦した20年冬~春シーズンの城ヶ崎 シュリンプ、モンスターママ

天候に苦戦した20年冬~春シーズンの城ヶ崎 シュリンプ、モンスターママ

毎年のごとく1月~3月は城ヶ崎に何度か足を運びました。
しかし今年は岩に行った日のうち、半分以上がおそらく雨or染み出しで登れなかったです。
天気ばかりはしょうがないのですが、もしかすると12月とかそのくらいのもう少し早い時期に勝負をしても良いのかもしれません。
直近だと雨も降っていないのに朝方の染み出しが本当にすごかった。
そんな中でもトラッドではシュリンプ、ボルダーではモンスターママが登れたシーズンだったので簡単に紹介しておきます。

 
 

ながねエリア

雨の翌日に少しでも乾いているエリアを探して1月にテル君とむっちゃんと3人で初めて訪れたのが「ながね」。
懸垂下降が必要ですが、適度な陽当たりと打ち寄せる波と丁度良い広さが気持ち良いです。

 

シュリンプ

1986年に大岩純一さんが全てグラウンドアップで初登し、数々の名ルートを築いてきた大岩さんをもってして”久々のヒット作”と言わしめたのが「シュリンプ」(5.12c)。
シンクラックのハング越えパートでエビが跳ねるようになることが由来です。

<えびっぽい?>


詳しくは『岩と雪 117』にまとまっているのと、ロクスノ039でも杉野さんがDig Itで扱っていてこちらも読みごたえがあります。

<Rock & Snow 039>

最初に来た日はクラック内部は濡れていましたが、テル君はさすがの強さで2回でレッドポイント!
僕はそのときにフォローで1度触り、その後宮下君と来ても登れず、更に雨&びしょ濡れ敗退も重ね、なんとか今回レッドポイントできました。

チムニーあり、シンハンドあり、フィンガーあり、ランナウトした状態のボルダームーブありと、短いながら内容の詰まった一本。

<シュリンプ 動画>

 

ノートン

「ノートン」はグレードは5.11bとながねの中では最も易しいルートですが、城ヶ崎の独特の3Dムーブが味わえる楽しいルート。
初登は小林茂さん。
濡れていたこともあり、オンサイトトライでは痛恨のフォール。2便目で無事レッドポイントしました。
かなりおすすめです。

<ノートンの核心前のむっちゃん>

 
 

モンスターママ

城ヶ崎でボルダーをするのは実に4年ぶりのことで、以前は「悟空ハング直上」を登るために通っていました。

<4年前の城ヶ崎通い>

その時にフナムシロックの「モンスターマン」(初段)は登っていたのですが、今回SDスタートの「モンスターママ」も登れました。
モンスターマンの初登は吉田和正さん、モンスターママは原田裕介さんのようです。
モンスターマンはボルダリング!という感じでかなりおすすめ課題。
下部の数手がバランシーかつパワフルで、そこからモンスターマンに繋げるとかなりヨレます。

<モンスターママの動画>

 

おそらく城ヶ崎はもうシーズンオフでしょうか。
今年は成果は少なかったですが、城ヶ崎が大好きな岩場だと再確認できてよかったです。
来年また来よう。