素晴らしいコンディションの瑞牆にてインドラ&ボルダーサーキット 20年3月

素晴らしいコンディションの瑞牆にてインドラ&ボルダーサーキット 20年3月

瑞牆にてようやくインドラが登れました。
本当に嬉しい1本。
あと久々にボルダーサーキットもしたので、その記録やメモなどを書きます。

 
 

インドラを登った

トラッドやマルチピッチをするようになってからは、瑞牆では朝一に山形県エリアでアップとしてボルダーで遊ぶことが多くなりました。
なのでここ2年くらいはインドラ(二段)を触る機会がかなりあったのですが、ずっと決め切れていない因縁の課題でした。
初手、2手目ともに精度が低く、さらにそこを突破してもどうしても左手の1.5本指からの棚取りができていなかったのです。

<ここで落ちまくった>

登れない度に、
“まぁ今はトラッドやマルチに力を入れているから登れなくても仕方ないよなー”
と、カッコ悪い言い訳をしそうになりながらも
“こんな日本を代表する美しいボルダーから逃げるなんて、それでもクライマーなのか?”
と自分を鼓舞しなんとか課題への執着を持ち続けました。

迎えた今シーズン。
2月末日に久々に出場したコンペの翌々日に1人で瑞牆へ行き半年以上ぶりにインドラに触りました。
すると、コンペ疲れ&爆食い後なのにも関わらず感触が非常に良く、これは自分自身と岩のコンディションが良い内に決め切ろう自分の中で誓いました。

満を持して今回の瑞牆ツアー。
前回以上に素晴らしいコンディション。
いつもなら数便でヨレてしまうのですが、トライする度に岩にフィットしていく感覚。
更に試行錯誤をする余裕もあり、ホールディングやフットホールドに対して色々なアイデアが浮かんできました。
この日も棚取りで指がかかってフォールするも、次登れるはずだと確信を持てるくらい登りが安定している気がしました。
そして結局これまでとは保持する指や使う足も変えて、ついに完登。

嬉しい気持ちと、どこか呪縛から解放された気持ちと、相変わらず一度決めたムーブに凝り固まってしまう柔軟さのなさへの反省と、そんなものが入り混じった心境ですがとにかく一つ区切りがつきました。
今シーズン、もう少しボルダーでも狙っていきたいです。

<インドラ動画>

 
 

瑞牆で初めてボルダーサーキット

翌日はむっちゃんも自分も本気トライは厳しそうだったので、ボルダーサーキットをすることに。
以前小川山でやったときは
・12時間で50完登
・6級~初段(+簡単な二段)あたりを触る
・登れなくても次の課題へ移動して良い
というルールでやったので、
今回は縛りをきつくしようと思い、登る対象を
・4級~初段(+簡単な二段)
に変更しました。

むっちゃんは
・6級~3級あたりを触る
・4級までは必ず登る

というルールでやっていたようです。

 

登ったボルダーとコースタイム

備忘録のために、触った&登った課題とコースタイムを書いておきます。

・6:30~
蝶岩でアップしようとするも高過ぎ&苔むし過ぎて、リップマントル6級だけ登る

・6:45~7:10 指人形
1.指人形(初段)

・7:25~8:10 嘆きの岩
2. 夏への扉(1級)、3. ため息(3級)、4. 日暮れの道(1級)

・8:50~10:25 角岩 舟岩 狸岩 狐岩
5. スプリット・エッジ(3級)、6. 水晶の舟(3級)、7. 狸御殿(2級)、8.分福茶釜(2級)
×エッジ・オブ・トゥモロー(1級)、×葛の葉(初段)

・10:35~11:10 羽岩
9. 羽蟻(4級)、10. 羽音(2級)、11. 羽衣(4級)

・11:15~12:30
12. 花畑(1級)、13. ラフレシア(初段)

・12:35~12:50 尖鼠岩
×トガリネズミ(2級)

・12:55~13:10 雨岩
14. 雨と花(3級)、15. 瑞雨(4級)

・13:15~13:25 谷岩2
16 . 深山幽谷(初段)

・13:35~14:10 虹岩
17. 雨の弓(1級)

・14:15~14:25 兎岩
18. スイッチ(初段)

・14:30~14:45 無垢の岩
×エクスペリエンス(初段)

ここで雨が降ってしまい終了!

 

所感と反省

50課題と意気込んでいたにも関わらず、雨で強制終了とは言え結局は8時間で18課題しか登れませんでした、、、。
原因&反省点は、以下でしょうか。
・皇帝岩周辺エリア自体が初めてだったので、5本目以降は初めて触る課題ばかり。故にムーブが出ないこともあり、時間がかかり身体への負荷も強かった
・車の移動が入るなど、小川山と比べて岩間の距離が遠かった
・ハマってしまった課題、登れずに飛ばしてしまった課題が多かった
・時間の都合上、二段以上を触らなかった


トガリネズミ(2級)がマジで無理でした。
感覚的に皇帝(二段)より難しいのですが、、、。

逆に収穫もあって
・初見課題が多い中、1級4本、初段4本がなんとか登れた
・虹岩や無垢の岩など、カッコ良い課題と出会えた

ラフレシアはセッションさせていただいた方にムーブを教えてもらったこともあり、時間に追われたラストトライで決め切れて嬉しかったです。
虹岩の雨の弓(1級)と重力の虹(二段 今回触らず)、無垢の岩のエクスペリエンス(初段 できず)、イノセンス(二段 今回触らず)あたりは初対面でしたがかなりカッコ良く、次回普通に登りに来たいですね。
ただその反面このエリアには、ライン取り(もしかするとホールド限定?)がイマイチわからない課題もいくつかあって多少モヤっとしましたが、サーキットで時間もないのであまり気にせず登っておきました!

<雨の弓>

<重力の虹>

<無垢の岩>

<雨の弓 動画>

 

次回は同じコースでやったとしても時間を半分にはしたいです。
それで強度は落とさないまま12時間50本を目指すか、もしくは二段などもきちんと入れて取り組むか。
とにかくこれをやると翌日身体がバキバキ、、、。