大切なことに集中する方法「メイクタイム」を実践した

大切なことに集中する方法「メイクタイム」を実践した

主にクイズのために最近取り組んだ2つの方法の内、前回は記憶術「場所法」を紹介しましたが、今回は自分にとって大切なことに集中する時間を作る方法「メイクタイム」についてです。
以前に本紹介の記事でも触れたのですが、今回は実践してみたのでその感想などを書きます。

<メイクタイムの本を紹介した記事>

 
 


メイクタイムとは

もう一度メイクタイムを説明しておきます。
現代の情報社会に生きる僕らは、
・多忙中毒
・スマホに代表される、無限に時間を奪ってくる”泉”

の2つの要因によって、単なる意志力だけでは自分の本当に大切なことに集中した時間を作ること(=メイクタイム)が難しくなっています。

そしてメイクタイムを達成するためには
1. その日に優先する「ハイライト」を決める
2. 特別な戦術を使ってハイライトに「レーザー光線のように集中」し続ける
3. 時間と注意力を1日中コントロールするためにエネルギーを「チャージ」する
4. 1日を振り返って寝る前にメモを取り、次回に向けてやり方を「チューニング」する
という手順を踏むことが重要だと説いているのが以下の本です。
各ステップでの効果的な戦術も細かく紹介されています。

<時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」>

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ダイヤモンド社
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具体的な戦術

では具体的に僕が何をやったかを以下書いていきます。

 

ハイライト戦術

ハイライト戦術に選んだのは

・戦術08 ハイライトを予定に入れる

という非常にシンプルなものです。
これまでクイズの勉強は隙間時間にやることが多かったのですが、この日は
1. どれくらいの時間をかけたいか考える
2. いつやるか決める
3. 予定表に書き込む
ということまで決めて、きちんと時間を確保しました。
予めある平日の予定をブロックして、午前9時~11時半と12時~14時半の合計5時間を静かなカフェでクイズの勉強に当てると決めました。

 

レーザー戦術

次にハイライトに集中するためのレーザー戦術には

・戦術17 「気が散らないiPhone」を試す

を選びました。
とにかく僕らにとってスマホは魔法の箱です。
これ1つで何でもできてしまいますし、無限に時間を奪ってきます。
本書では
1. ソーシャル系アプリを削除
2. その他無限の泉アプリを削除
3. メールアカウントを削除
4. ウェブブラウザを無効
をすることで気の散らないiPhoneを作ることを推奨しています。
ただ僕の今回の目的は集中してクイズの勉強をすることなので、調べものなどにウェブブラウザ等は必須です。
ですので少し甘いですが、ソーシャル系アプリなどを「無限の泉」フォルダに入れ触らないと決めた上で、おやすみモードにして通知が来ないようにしました。

<無限の泉フォルダ>

<残されたホーム画面。クイズのためのアプリのみ>

 

チャージ戦術

集中力をコントロールするためのチャージ戦術には

・戦術67 ハングリーであれ

を使ってみました。
これは「朝食を食べない」など適度な断食によって頭をスッキリさせて脳を活性化させる戦術です。
僕は朝ご飯を抜くことはほとんどなく、1年の内364日はしっかり食べます。
朝から焼肉でも牛丼でもいけるくらいとにかく朝にお腹がすくのです。
また、頭脳労働をしている時ほど何か食べたい衝動に駆られてしまいます。
だからこそあえてこの「ハングリーであれ」戦術を使うとどうなるのか試してみたかったのです。
朝にカフェオレを1杯だけ飲んだので完全な断食ではないですが、起きてから昼までは何も食べずその後お昼ご飯を食べて午後にどういう反応がでるかも見てみました。

 
 

メイクタイムの効果

では実際にやってみたメイクタイムの効果はどうだったかを振り返ります。
(この振り返り自体がチューニング戦術になっているはず)

まず、ハイライトをしっかり作ってやるべき事柄を時間単位でブロックするのは非常に良いですね。
クイズは僕にとって二番目以下の趣味なので、こうでもしないと集中して勉強しないです。
5時間みっちりやっただけでも、これまでの知識の穴をいくつか埋めることができてかなりレベルアップした気がします。
これからも定期的にスケジュール表に「クイズ」という時間を書き込んでいこうと思います。

次にレーザー戦略なのですが、これは「無限の泉」フォルダにアプリをぶち込むだけでは少し効果が甘かったです。
トイレ休憩に行く際などにこのフォルダを結局覗いてしまうなど僕の意志力が弱かったのも原因なのですが、そこでSNSを目にするとその後机に向かってもしばらく頭の中に注意残余が生じるのですよね。
ここは本が勧める通りに完全にアプリを削除した方が絶対効果的です。
が、その後の復元がメンドウなのでなかなかできないです。
原始的だけれど勉強したい内容だけ紙にプリントアウトしてスマホはそもそも持たないとかでも良いのかも。

チャージ戦術の朝ご飯抜きは、想像以上に効果があって驚きました。
僕はご飯を食べると少し眠くなる体質なのですが、それがなかったですね。
朝ご飯抜きでお腹もどこまでもつか心配でしたが、お昼までは問題なく集中できました。
「自分は朝ご飯絶対食べないとダメな人」とかも単なる決めつけである可能性も高いので色々実験するのが良いです。
ご飯を食べた後の午後は午前に比べて集中力が落ちた気もしますが、これはご飯が原因なのかそもそも長時間クイズに取り組んで頭が疲れたのかは定かではないので今後色々とチューニングして検証する必要がありますね。
 

こんなところでしょうか。
「メイクタイム」は自分に合った使い方さえできれば、仕事にも趣味にも何にでも活用でき密度の高い時間を得られる強力な手法なはずなので是非興味がある方は実践してみてください。
ではでは。