自宅の壁に穴を開けずに、クラックを設置した

自宅の壁に穴を開けずに、クラックを設置した

クライミングのトレーニングがほぼ家の中だけになって2週間以上が経過しました。
先日記事に書いたように自宅にビーストメーカーを設置したので懸垂と指トレはできるのですが、何かもう少し違うこともしたい。
と言うことで、クラックを設置してみました!
クラックならクライミングジムが再開した後でも、ジャミングトレーニングとして長く使い続けられるかなと。

ビーストメーカーの時と同じ要領でやれば簡単に設置できるだろうと考えていたのですが、、、僕の超ポカミスやら日曜大工の経験不足やらで色々とトラブルが発生。
最終的に不格好ながらなんとか形にはしたので、反省も含めて備忘録を書きます。
興味がある方は参考にしてもらって良いですが、強度等の安全面は自己責任でお願いします!
あと部屋が散らかっているのは見逃してください。笑
(これでも今回のステイホームで相当片づけた)

<フィンガーボード編>

 


方針

基本的な準備とか使う材料はフィンガーボードのときと同じなので、割愛します。

ハンドクラックを天井付近に設置したかったのですが、方針としては
1. 部屋の両サイドにディアウォールを使った2×4支柱を2本ずつ、計4本立てる
2. その間に長い木の板を2枚走らせる
3. 木の板の間がクラックとなり完成

で良いと考えました。

以前の記事のフィンガーボードの土台(2×8材)自体をすごく長くして、それが2つ向かい合っているイメージですね。

<フィンガーボード土台>

 

2×8材で部屋の長さに足るものが手に入らなかったので、添え木をして延長しました。
下図は支柱を1つずつ両サイドに立てて、延長した2×8板を走らせたところ。
強度はぶら下がった感じ大丈夫ですが、木材を繋ぐときにベストな方法かは不明。

<添え木で延長。クラックの片方完成>

この後は2×4材の支柱をもう1つずつ隣接して立てて、同様に2×8材の板を付ければ良いのですが、、、。

<もう1本の支柱>

 

トラブルと対処

ここからいくつか発生したトラブルとその対処を紹介します。

 

支柱を1本買い忘れた

自分でもビビるトラブルなのですが、2×4支柱を1本買い忘れました
しかもクラックの片側作り終えて、もう片方作るぞーという段になって、ようやく気付く始末。
買い足しに行こうかとも考えたのですが、ビーストメーカーと連結している側は最悪支柱1本でも余った木片でクラック同士を連結すればなんとかなるだろうと考え強行することに。
というわけで余った木材なのではみ出していてカッコ悪いですが、まずは下支え。

<少し傾いているがなんとかなりそう、、、>

 

天井ギリギリに作り過ぎた

でこの後、強度を出すためにクラックの上側にも添え木を当てて連結しようと考えました。
しかしなんと天井ギリギリに作り過ぎたため上部にインパクトを入れることができない、、、。
更に蛍光灯もあったりして途中でもインパクトが入らない。
きっと工作時のあるある、(というかクライミングのセットでもあるある)でしょうが見落としていました。

なので仕方なく反対側に近いところで上部に添え木を当ててクラック同士を連結して強度を多少出しておきました。

<はみ出しているけれど上部を添え木で繋いでいる>

 

支柱間幅がずれやすい

ビーストメーカー設置の時とは違い、クラックの場合はディアウォールがずれてきて支柱間距離が変わる可能性があります。
なのでこちらも余った木材で支柱同士を連結しておきました。

<支柱の連結>

 

クラックがたわむ

この作製方法だとクラックがどうしてもたわんでしまいます。
ミリ単位ですがジャミングが緩くなっていくのがわかりますね。
2×8材で2.5mは長すぎたのかもしれません。
クラックの上を完全に閉じるくらい補強してやれば良いのかもしれませんが、例のごとくインパクトが入らない。
というか木材の余りももうほとんどない。
まぁ難易度が上がって楽しめると前向きに捉えます!

 

クラック幅

クラック幅はオーソドックスなハンドサイズで、両サイドがキャメロットの1番と2番くらいになるようにしました。
3.5cm~4.5cmくらいですね。

<赤キャメ側3.5cm>

<黄キャメ側4.5cm>


ぶら下がってみた

早速ぶら下がってみたのですが、木材のままでヤスったりニスを塗ったりしていないのでテーピングは必須な感じです。
そしてたわむのでぶら下がるので結構精一杯、、、。
なんとか1手出せましたが、端から端まで行ったり往復したりするのはなかなかの難易度かもしれません。
僕自身ひさびさにジャミングをしたから、ちょっと力が落ちているのもあるかもしれませんけどね。
とりあえずしばらく楽しめそうです。

<ジャミングは気持ち良い>