2018年ヨセミテツアーで登ったルートの系統分類
ヨセミテから帰国して3,4日経ちましたがまだ時差ボケが直っていません。
この記事では今回のヨセミテツアーで登ったルートをまとめてみます。
そしてトラッドルートはクラックの幅や傾斜などで求められる技術がかなり異なりますので、それぞれのルートがどのようなタイプだったのか系統分類してみます。
登ったルート一覧
今回のツアーで登ったルート一覧は以下です。
ヨセミテ
ルート名 | グレード | 備考 |
The Phoenix | 5.13a | 3日3try |
Crimson Cringe | 5.12b | 2日3try |
Fish Crack | 5.12a | 2日2try(最初の1tryはトップロープ) |
Separate Reality | 5.11d | 2日3try |
Butter balls | 5.11c | 2日5try |
Astroman 2P original | 5.11c | OS |
Astroman 6P (Harding Slot) | 5.11c | 2日3try |
Astroman 3P (Enduro Corner) | 5.11c | フォロー(2回フォローのちリードでRP) |
Freeblast 3P | 5.11b | OS |
Bircheff-Williams 1P | 5.11b | 1日2try |
Waverly Wafer | 5.11a | 2日2try |
Butter fingers | 5.11a | OS |
The Dagger | 5.11a | FL |
Twilight Zone 2P | 5.10d | 2日2try |
Freeblast 1P | 5.10c | フォロー |
Freeblast 4P | 5.10c | OS |
Astroman 5P 後半 | 5.10c | OS |
Lunatic Fringe | 5.10c | OS |
Ahab | 5.10b | 1日2try(トップロープでの完登) |
Outer Limits | 5.10b | FL |
Astroman 2P 右ライン | 5.10b | OS |
Astroman 5P 前半 | 5.10b | フォロー |
Moby Dick | 5.10a | FL |
Beverly’s Tower | 5.10a | フォロー |
Astroman 1P | 5.10a | フォロー(2回フォローのちリードでRP) |
Freeblast 7P | 5.9 | フォロー |
Astroman 4P | 5.9 | OS |
Twilight Zone 1P | 5.9 | OS |
Freeblast 2P | 5.8 | フォロー |
Ranger Crack | 5.8 | FL |
Freeblast 9P | 5.7 | フォロー |
Freeblast 10P | 5.7 | フォロー |
ヨセミテ ボルダー
ちなみにヨセミテのボルダーも載せておきます。
ほぼクラックボルダーですが。
ルート名 | グレード | 備考 |
Cedar Eater | V5 | |
Cedar Crack | V5 | |
Bachar Cracker | V4 | |
To be someone | V4 | |
Circuit Breaker | V2 |
ジョシュアツリー ボルダー
1日しか登っていませんがジョシュアツリーのボルダーもせっかくなので。
ルート名 | グレード | 備考 |
Stem Gem | V4 | |
Pig Pen | V4 | |
Undertow | V3 | |
Scuttlebutt | V0 | |
Thingamagig | VB | |
Max boulderのワイド | ? |
ヨセミテで宿題となったルート・ボルダー
触ったけれど登れずに宿題となったルートとボルダーも書いておきます。
ボルダーは結局全然難しいのは登れなかった、というか万全のコンディションで触る時間が作れなかったですかね。
ルート名 | グレード | 備考 |
Tales of Power | 5.12b | 4日6tryするも2テンまで |
Freeblast 5P | 5.11b/c | スラブのピッチ。フォローで登れず |
Freeblast 6P | 5.11a | スラブのピッチ。リードで登れず |
Freeblast 8P | 5.10b | Half Dollarのピッチ。リードで登れず |
Thriller | V10 | |
Bruce lee | V8 |
ヨセミテで登ったルート・ボルダーの系統分類
自分がどのようなタイプの課題を登ったのかを把握するため、登ったルートとボルダー課題を
縦軸:傾斜
横軸:クラックのサイズ
で分類してみました。
とは言え1つのルートの中に様々な傾斜やクラックサイズが出てくることがほとんどなので、僕が核心だと思う箇所で分類しました。
それとクラックというよりはただのフェイスムーブだよなぁというものもあるので、フェイスという欄も設けました。
主観が大分混ざっているのと、傾斜などは記憶が曖昧なものもあるので分類がおかしいところもあるかもしれませんがご容赦ください。
このように分類すると発見がいくつかありますね。
・基本的には傾斜、クラックタイプを問わず万遍なく登ることはできた
・特に自分のワイド経験にしては様々なワイドクラックを登ることができたことは収穫
・フェイス~フィンガーの割合が若干多い
・花崗岩なので仕方ないが、傾斜壁の課題をもっと触っても良かったかもしれない
などなど。
来年まで何をやるか
さて今回のツアーを統括したのでそれを来年のヨセミテまでの行動に活かさないといけないですね。
まず大前提としてこのブログ内容とは異なりますが、ビッグウォールをやるなら
・マルチのスピードアップのための継続登攀
・荷上げを伴った数日間のマルチピッチ
のトレーニングは絶対でしょう。
その上でショートルートや自分の苦手に関しては
・特に傾斜壁で正確なジャミング技術が必要とされる課題を登る(Tales of Powerのような課題が理想)
・スラブ、ワイド、の技術の底上げ(ヨセミテのマルチでスラブやワイドが出て来ても、どんなに疲れても登り切れる余裕が欲しい)
が必要なように思えます。
まぁ、と言いつつ二子山とかで普通に5.13台のスポートルートとか、ボルダリングの難しいのもやりたいのですけどね。
ではではこんなところでヨセミテのまとめを終わります。
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