のんびり登ったり、たくさん登ったり 21年3~4月

のんびり登ったり、たくさん登ったり 21年3~4月

目標課題も登れて一段落ということで、最近は幅広くクライミングを楽しんでいます。
体重も3,4kgくらい増えたので難しいグレードは登れないのですが、以前の記事に書いたようにベースをしっかり作るためにたくさん本数を出したり長時間動いたりすることに主眼を置いています。

備忘録も兼ねて、この3月中旬から4月中旬の岩場でのクライミング記録を書きます。

 
 


Pump2や二子山でたくさん登った

12月から3月初旬まで美しき流れにあまりにフォーカスし過ぎたため、1日を通して動けるような根本的な持久力は以前に比べてむしろ落ちています。
ということでまずはベースの持久力を戻すために、
・Pump2へ行ったら、5.11a~5.13aあたりを15トライ
・二子山へ行ったらできるだけ初見ルートを中心に10トライ

を自分に課しとにかくたくさん登ることに。

この期間でPump2には3度通い少しは持久力が戻ってきましたが、フレッシュでないと5.11cや5.11dで普通に落ちてしまいますね。
自分が目指すクライミングを考えると、疲れた状態で登れるグレードをもう少し底上げしたいところです。
ただそもそもフレッシュでも5.12aや5.12bのオンサイトの成功率は低いことを考えると、リードの根本的な登り方をもう少し見直す必要があるのかもしれません。
ボルダーと比べるとリードは登りの細かい所作(レストとかクリップとか含めて)が全然できていない気がしています。

二子山には2日行き、両日ともアップを含めてですがなんとか10トライできました。
触った課題はこんな感じです。

■3月19日
1本目:ワーカホリック (5.10b) FL
2本目:オララー (5.11b/c) OS
3本目:藍より青し (5.12a) OS
4本目:SVP (5.12b) ×
5本目:SVP 〇
6本目:おいしいよー (5.12c、体感5.12d) ×
7本目:おいしいよー ×
8本目:輪入道 (5.11d、体感5.12a) ×
9本目:モダンラブ (5.12a) 再〇
10本目:ノースマウンテン (5.12a) 再〇

■3月30日
1本目:悪魔のエチュード (5.10b) 再〇
2本目:おいしいよー ×
3本目:おいしいよー ×
4本目:おいしいよー 〇
5本目:輪入道 ×
6本目:輪入道 〇
7本目:鬼ごろし (5.12b) ×
8本目:鬼ごろし 〇
9本目:ラッキーキャット (5.11b/c) OS
10本目:ごんべえ (5.11a) OS

こちらもとにかくオンサイトが弱い&便数かかり過ぎている!
5.12台になると登る前から気持ちが、”たぶんオンサイト無理だろうな―”と思ってしまっていて核心で思い切って勝負できない。
まぁ2,3年前はそもそも二子の5.11台のオンサイトすらもできなかったから少しは成長しているのだろうけど。
それに加えて、おいしいよーや輪入道はいくら持久トレの中とは言え、今の自分ならもっと少ない便数で登らなければいけないルートでした。
しかし、どのルートも最高に面白かった。
個人的には輪入道が二子の他のルートにはない独特さで良い意味で変なルートで好きでした。
SVPやおいしいよーはThe 正統派でさすが看板ルート。
なんでこんなにも全てのルートに内容が詰まっているのだろうか。

<輪入道。凹角やスラブ的でユニーク >

  
 

瑞牆や小川山で久々にのんびりクラックなど

あとは瑞牆と小川山で久々にクラックを中心に楽しみました。
瑞牆はゲートが開く前なので近場のカメ岩&ツル岩。
初めて行くエリアでしたが、
・プリンプリン (5.9)
・亀岩クラック (5.10a)
は両方ともジャミングの練習に適していて楽しめました。
クラックの初中級者で末端壁はまだハードルが高いという人におすすめ。
あとは亀甲めぐり (5.10d)がボルトルートながら花崗岩スピリッツが詰まっている素晴らしい課題でした。
ロケーションも最高。

<プリンプリン。5.9だがしっかりジャミングさせられる>

 

小川山は藐姑射(ハコヤ)岩で、
・森林浴 (5.8)
・雨のいざない (5.10c/d)
を楽しみました。
ここは冬のいざない2P目 (5.10b~c)が素晴らしいクラックなので是非行くべきなのですが、上記2本もそのついでに触っても面白いかもしれません。

その後砦岩前衛壁で、
・ばんざいジャム (5.10c~d)
を登ったのですが、これもワイドの練習にもってこいですね。
同じエリアの、はさみ虫、完全なる酒乱、とどれもタイプが違うルートで、合わせて3本登れればヨセミテなども含めてワイドクラックで楽しめる幅が相当広がります。
この日は最後にまだギリギリ日没前だったので、フェイスルートの修行僧(5.12b)にトライ。
ムーブ強度的には核心(と思われる)1手を止めたのに、上部のスラブっぽいところも難しく落ちてしまった、、、。
しかしこれも花崗岩の全てが詰まったような素晴らしいルート。

<ばんざいジャム。見た目以上に難しい>

 
 

ボルダーしたり開拓したり

あとは最近クライマー間でジワジワ広まっているWMVボルダーでハサマリングしたり、教えていただいたおそらく未登のクラックにグラウンドアップで突っ込んで敗退したり、とにかく楽しんでおります。

さっきから全ルートに対して「楽しい」「良い」「最高」「素晴らしい」としか評してない。笑
まぁ、クライミング自体が最高で何登っても楽しいのでしょう。

<ハサマリング>

<突っ込んだがルーフが超えられなくて敗退したクラック>