2019年ボルダリングワールドカップ開幕 第1戦は役者が勢揃い!
いよいよボルダリングワールドカップ(BWC)が開幕します。
今年も過密スケジュールとなっており全6戦が2ヶ月ほどの内に行われます。
そしてこの週末に開かれる第1戦はおなじみのスイスマイリンゲン!
後ほど紹介する上位選手リストを見るとわかりますが、役者が勢揃いという感じで初戦から大注目です。
大会の情報とともに出場選手の戦績などを紹介したいと思います。
BWC第1戦の開催日時と放送
第1戦の日程は
・予選 4/5(金) 8:30~(日本時間 15:30~)
・準決勝 4/6(土) 11:00~(日本時間 18:00~)
・決勝 4/6(土)19:00~(日本時間 4/7日 2:00~)
となっております。
準決勝からはYoutubeでライブ放送されます。
<準決勝>
<決勝>
また、J-Sportsの方では日本語で実況解説が入ったライブ中継もされるようです。
日本人参加選手
今年は日本での世界選手権もあるため、日本人参加選手もみな第1戦から気合が入っております。
女子エースの野中生萌選手こそ方の怪我で残念ながら欠場ですが、そのほかはスターが揃い踏み。
お馴染みの選手に加えて、川又選手や森選手など今年から初参戦の選手がどんな活躍をするか楽しみですね。
男子
選手名 | 選手名(かな) | 所属 |
---|---|---|
石松 大晟 | いしまつ たいせい | Base Camp |
緒方 良行 | おがた よしゆき | 神奈川大学 |
川又 玲瑛 | かわまた れい | 栃木県立宇都宮南高等学校 |
杉本 怜 | すぎもと れい | マイナビ |
高田 知尭 | たかた ともあき | 鳥取県山岳・スポーツクライミング協会 |
楢﨑 智亜 | ならさき ともあ | TEAM au |
楢﨑 明智 | ならさき めいち | TEAM au |
土肥 圭太 | どひ けいた | 鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟 |
原田 海 | はらだ かい | 日新火災 |
藤井 快 | ふじい こころ | TEAM au |
女子
選手名 | 選手名(かな) | 所属 |
---|---|---|
伊藤 ふたば | いとう ふたば | TEAM au |
倉 菜々子 | くら ななこ | ウィルスタッフ |
中村 真緒 | なかむら まお | 青山学院大学 |
野口 啓代 | のぐち あきよ | TEAM au |
平野 夏海 | ひらの なつみ | 国士舘高等学校 |
森 秋彩 | もり あい | つくば開成高等学校 |
上位出場選手20名の去年の戦績
ではここで去年を振り返る意味で、出場選手の内去年のワールドカップ年間ランキング上位20名の戦績を見てみましょう。
男子
各戦の順位は30位以内のみ記載
文字色は、1位:赤 2位:緑 3位:青
通例の呼び方に従って、日本語表記では日本人と韓国人はFamily nameが前
男子は去年のBWCは本当に混戦でした。
全7戦あって優勝者がすべて異なるという展開。
そして去年の上位選手はほぼ全員この初戦に参加していますね。
日本チームが強力ですが、スロベニアもイエルネイ選手、グレゴール選手、そしてランク外ですがこの間のstudio blocで優勝をしていたアンゼ・ペハルク選手も要する一大勢力。
そこに対して、ロシアの精密機械アレクセイ選手、2015,2017年年間チャンピオンのチョン選手、オリンピックメダル候補のオールラウンダーであるベテランのオーストリアのヤコブ選手が対抗するという見方でしょうかね。
しかしランク表には載っていませんが、人類史上最強クライマーの呼び声高いチェコのアダム・オンドラ選手も実は久々にBWC参戦するのです。
アレックス・メゴス選手、ショーン・ベイリー選手など伏兵も多いですし、、、マジでメンバーが豪華すぎて予測不可能。
楽しみすぎます。
女子
女子は上述したように昨年の年間ランキングトップであった野中選手が欠場、さらにベイル戦で優勝したアレックス・プッチョ選手がいませんが、それ以外は有力選手が並んでいます。
順当にいけば弱点の全く見当たらないスロベニアの大天使ヤンヤ選手に対して、野口選手がどこまで食らい付きそしてワンチャンスをものにして勝つことができるのかというのが1つの見どころ。
ただ近年指の怪我で満足のいくパフォーマンスを出せていませんでしたが2016,2017年の覇者であるイギリスのショウナ選手も満を持してこの初戦に出場。
万全ならばこの2人の大きな壁となることは間違いないです。
そのほかにもオーストリアのリードの急成長株であるジェシカ選手、日本の新エースである伊藤選手、そして先日アメリカのNational Championshipsを制した日本でもお馴染みのアシマ選手などがどこまで優勝争いに絡んでくるかも注目でしょうかね。
さて、ここから怒涛の1年間が始まります。
僕らは楽しんで見守りましょう。
選手の皆さん、がんばです。
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